[読了]『ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか』福田一郎著

バブルも崩壊したドバイですが、あえてこれを機に内情を知ってみようと思い、今さら読んでみました。

基本逆張り。

それがスタンスです。

まず意外なことに、ドバイは石油が出ないそうです。

大量に産出されるのは、首都のあるアブダビ首長国だけ(UAEは七つの首長国から成り立つ連邦国家)。
アブダビもともとが、他の六つ首長国を支えていました。

そんなアブダビの援助におんぶに抱っこ状態から脱却しよう(脱石油依存)と目指して、今日のような高級リゾート地にドバイが発展していったようです。

そのために、三つのステップがありました。

一つ目が、法人税などがないいわゆるタックスフリー(ただし、毎年ライセンス契約を締結して更新料を取っている)による国際企業の誘致。

二つ目が、世界初の七ツ星ホテル「バージュ・アル・アラブ」の建設や競馬の「ドバイワールドカップ」などのビックイベント開催による超高級リゾート化による観光客の誘致。

三つ目が、外国人投資に市場を解放するなどの家規制緩和による世界中の投資資金の集合。

この三つを成功させたことで、ドバイは一年ぶりに帰国したら地元の人でも道に迷うほどの急速な発展を遂げることができたようです。

今だから言えることですが、バブルはじけた理由の一つは、図面上の新築物件を実物を見ないで購入するという特殊な不動産投資にあるのではないでしょうか。
福田一郎さんも、こう指摘しています。

「この実物を見ないで図面上の物件を購入するというのは、ドバイにおける不動産投資のキーワードである。
どういうことかというと、新築物件の発表から実際の物件が完成するまでの間に、価格はグンと上がる。発表と同時に販売権を購入して権利を上手に転売することで、利益をあげることができるのだ。物件の価格が意図的に吊り上げられていく、いわばマネーゲームだが、これもドバイの不動産投資の一部だといえるだろう。」

この執筆していた当時(2008年)は、まさかバブルが崩壊するとは思ってもいなかったでしょうね。

読んでいると、良い面ばかり(例えば、外国人に対して理解が深い。宗教を押し付けない。意外に冷暖房がしっかりしていて過ごしやすい。治安もいい。医療は充実している。料理がうまい。)取り上げられているので、一度はドバイに行きたいと喚起させられます。

ただ、今はね・・・・・・。


皆とは反対を歩くという、へそまがりな人は一度開いてみたらいかがでしょうか。
[読了]『親より稼ぐネオニート~「脱・雇用」時代の若者たち~』今一生著


最近、組合に入ったのですが、ちょうどボーナスの時期で、今年度の支払額についてやり取りしていたときのヒトコマです。

「うちは外資系企業です。US本体が日本のエンジニアセンターはいらないと言えば、ここは即解体です。実際他の外資では起こっています」

と言われてしまいました・・・・・・。

ミシュランも日本の工場閉鎖するみたいですから、

もしかしたら、うちも本社はまだしも、事務所ごとなくなるかもしれない。

そんな不安を抱きつつあります。

そろそろ本気で、何か会社以外の所得を見つけないといけないのかもしれません。

そんなわけで、開いてみた。不労所得で親よりも稼いでいる『ネオニート』と言われる成功者たちについて書かれた書籍を。

刊行は2007年になっていますが、好景気だったあの頃よりも、一寸先は闇に陥ってしまった現在の方が一読の価値があります。

まずネオニートとは、

「生き方らニートそのもとでありながら、雇用されることを求めず、不労所得で生き延びようとする若者を意味するわけだ」

簡単に言うと、個人事業主ですね。ただし、いわゆる汗水垂らして働いているようには見えないのがポイントです。

彼らの多くは、株やせどり(ネットオークションでの転売)、アフィリエイトなどのネットビジネスを、収入源としているようです。

そしてネオニートにインタビューをしているのですが、彼らの言葉を聞くと心に響きます。

「適性検査の結果で『おまえは論理的に考える能力に優れている』と判断した父親が紹介してくれた会社でSEとして働いていたのですが、自分の好きなゲームやファンタジーの世界と会社の求めるものに接点がなく、おかげで仕事に入らないし、自分の琴線に触れる手応えも感じなかったんですね」
-投資で資産4000万円を誇りセミリタイアした山田さん

「メルマガやブログは、『人とのっぽい出会い』や『自分の想いを伝えたい』というほうが強いです。」
-せどり→アフィリエイト→ノウハウ販売で成功した矢代さん

「仕事のせいで家族と過ごす時間が減り、かといって仕事をしなければ、お金が減ってしまう。『お金がないからできないという人生はごめんだ~!』と私は思ったのです。」
-アフィリエイトで稼ぎながら南の島で暮らすめぐみさん

そして何より彼らに共通しているのは若さではなく、自分の仕事に対する情熱です。

インタビューを読む限り、背後では努力を積み重ねているはずなのに、誰も頑張っているとは実感していません。代わりに、周りに認められて、満足感を得ています。

彼らの生き方・考え方に著作の今さんも賛同しています。

ただし皆にネオニートを目指せなどと言ってわけではないです。

「だからといって、僕は「ネオニートになろう」と勧めているのではない。そんな甘い呼びかけではなく、ニートがその生活から脱出するには、不労所得から自営のセンスを覚えてネオニートへと進化する以外に道はないと言っているのだ」

そろそろ自分が努力しているつもりはないのに、人から見たら、頑張っていると思われることを見つけ、それで稼ぐようにならないといけないかもしれません。
何かビジネスを始めるつもりの人は、まず一度くらい読んでみましょう。
[読了]『まずは、「付き合う人」を変えなさい!』 山本亮著

金曜日に部内の忘年会があったのですが、気分すぐれない会でした。

会自体は盛り上がり、スムーズに進行したのですが、とにかく末端の下っ端ということもあって、

「もう仕事に飽きた?」だの

「誰のせいで、そんなに痩せたの?」だのと

耳にしていてうんざりするような言葉のオンパレード。

今日もさっきまで引きずって、落ち込んでいたのですが、この本の一説を読んでいたら、スカッとしてきました。

「クヨクヨ、イライラする時間があったら、自分のやりたいことや夢を実現している人たちに会って、たくさんいい考え方や習慣をインプットしちゃいましょう。
そして教えてもらったことは仲間たちにアウトプットしてみます。
自分の言葉で説明することで、定着度も増しますし、仲間にもいい影響の輪が広がっていきます。
また、仲間同士で学んだことをシェアし合っていけば、さらに刺激し合える、いい関係がつくれます。」

「理想的なのは、友人や周りにいる人たちと、本の内容を話し合えたり、読んだ本を競い合えるような環境です。」


--ですよね。

おかげで元気も取り戻し、いつも通り書籍のアウトプットするモチベーションもアップしてきました。

これからも、不満ばかり口にする社内の人ではなく、いろいろな人たちと出会って、交流を深めて、輪を広げていきます。

人間関係に疲れてしまった人、何か変化したい人にはオススメです。