[読了]『親より稼ぐネオニート~「脱・雇用」時代の若者たち~』今一生著


最近、組合に入ったのですが、ちょうどボーナスの時期で、今年度の支払額についてやり取りしていたときのヒトコマです。

「うちは外資系企業です。US本体が日本のエンジニアセンターはいらないと言えば、ここは即解体です。実際他の外資では起こっています」

と言われてしまいました・・・・・・。

ミシュランも日本の工場閉鎖するみたいですから、

もしかしたら、うちも本社はまだしも、事務所ごとなくなるかもしれない。

そんな不安を抱きつつあります。

そろそろ本気で、何か会社以外の所得を見つけないといけないのかもしれません。

そんなわけで、開いてみた。不労所得で親よりも稼いでいる『ネオニート』と言われる成功者たちについて書かれた書籍を。

刊行は2007年になっていますが、好景気だったあの頃よりも、一寸先は闇に陥ってしまった現在の方が一読の価値があります。

まずネオニートとは、

「生き方らニートそのもとでありながら、雇用されることを求めず、不労所得で生き延びようとする若者を意味するわけだ」

簡単に言うと、個人事業主ですね。ただし、いわゆる汗水垂らして働いているようには見えないのがポイントです。

彼らの多くは、株やせどり(ネットオークションでの転売)、アフィリエイトなどのネットビジネスを、収入源としているようです。

そしてネオニートにインタビューをしているのですが、彼らの言葉を聞くと心に響きます。

「適性検査の結果で『おまえは論理的に考える能力に優れている』と判断した父親が紹介してくれた会社でSEとして働いていたのですが、自分の好きなゲームやファンタジーの世界と会社の求めるものに接点がなく、おかげで仕事に入らないし、自分の琴線に触れる手応えも感じなかったんですね」
-投資で資産4000万円を誇りセミリタイアした山田さん

「メルマガやブログは、『人とのっぽい出会い』や『自分の想いを伝えたい』というほうが強いです。」
-せどり→アフィリエイト→ノウハウ販売で成功した矢代さん

「仕事のせいで家族と過ごす時間が減り、かといって仕事をしなければ、お金が減ってしまう。『お金がないからできないという人生はごめんだ~!』と私は思ったのです。」
-アフィリエイトで稼ぎながら南の島で暮らすめぐみさん

そして何より彼らに共通しているのは若さではなく、自分の仕事に対する情熱です。

インタビューを読む限り、背後では努力を積み重ねているはずなのに、誰も頑張っているとは実感していません。代わりに、周りに認められて、満足感を得ています。

彼らの生き方・考え方に著作の今さんも賛同しています。

ただし皆にネオニートを目指せなどと言ってわけではないです。

「だからといって、僕は「ネオニートになろう」と勧めているのではない。そんな甘い呼びかけではなく、ニートがその生活から脱出するには、不労所得から自営のセンスを覚えてネオニートへと進化する以外に道はないと言っているのだ」

そろそろ自分が努力しているつもりはないのに、人から見たら、頑張っていると思われることを見つけ、それで稼ぐようにならないといけないかもしれません。
何かビジネスを始めるつもりの人は、まず一度くらい読んでみましょう。