ワールドシリーズでMVPを獲得した松井秀喜選手が、自身の考え方や気の持ち方について語った一冊です。

不動心とは、「広く深い心」と「強く動じない心」の二つを示した言葉です。

松井秀喜選手自身、この不動心を持った人間であれと日頃から言い聞かせています。

広く深い心を表していると思う言葉は

「己を知り、力の足りない自分自身を受け入れること」

「あえて力不足の自分を受け入れ、現状を打破したいと必死になるのです。」


「文化や習慣が違うからといって、最初からはねつけるのではなく、よいものは受け入れるという頭と気持ちの柔軟さ。」

強く動じない心を表している言葉は

「失敗しないことが1番です。でも、不幸にも失敗してしまったときは、その状況下でベストな選択を考えるしかありません。悔やむのは、いつでもできます。」

「思い通りに事が運ばずとも、落胆せず、前に進むしか道はないのです。そのうち、きっと「この道でよかった」と思える日がくるのではないでしょうか。」

「残念ながら過去に戻ることはできません。過去の自分をコントロールすることはできません。しかし、未来の自分はコントロールできます。少なくとも、過去よりは思い通りにできる可能性を秘めています。」


とにかく前向きに、どんな苦境でも真摯に受け入れ、自分のできる努力を頭を振り絞り続けることが、大切であることを説いてくれます。

こういう積み重ねが、松井秀喜選手をMVPへとリードしていくれたのだなと感じます。

今困難な状況にいる人は、この一読してみれば、打破につながるでしょう。
140文字しか書けないインターネットサービスであるツイッターについて、なぜ流行ったのか、何ができるのか、宣伝に使っている企業などについて語られた一冊です。

ツイッターの特徴は、リアルタイム性とオープン性の二つにあるそうです。

「グーグルよりも遥かに効率的でスーパーフレッシュなウェブの供給者なんだよ」と創業者であるエヴァンとビズの二人が語るように特に、リアルタイム性は秀逸です。

その映画公開二日目で観客動員数が減る原因の一つに、エンドロールが終ったと同時に観客がツイッターに感想を書くことがあるほどその即応性に優れています。

「グーグルは古いニュースだ」

創業者の一人であるビズ・ストーンはつぶやいています。

最先端の情報を知るためのテクノロジーツールとして、ツイッターは欠かせない存在になるでしょう。

ただし、売り上げ自体はそれほど高くはない状況なので、今度ビジネスモデルとしてどのような舵取をしていくのか見物です。

ブログ、SNSを超えるサービスとして進化を遂げてくれると期待しています。
詭弁を研究している香西秀信さんが、古今東西の様々な具体例を挙げながら詭弁について説明してくれる一冊です。


詭弁を学ぶ利点には三つあります。

①相手の用いた詭弁を自らの議論の武器にすることができる

②詭弁などを使うことのない「堅気」の人間として生きることができる

③人間がものを考えるときの本質的な「癖」のようなものが見えてくる

そして詭弁には、いくつか種類があります。

①多義あるいは曖昧の詭弁
・言葉を複数の意味で使用したり、何を指すのか判別しないまま用いて、議論に不正を生じさせる

②藁人形攻撃
・相手の主張を、反論しやすいように歪めて表現する

③人に訴える議論
・議論そのものの妥当性でなく、主張した相手の人格、行動などを問題にして議論を否定する

④性急な一般化
・少数の、あるいは不適切な事例から、母集団の性格を決めつけてしまう

これらの例に触れてみると、知らないうちに自分が詭弁を用いていることがわかります。

そして何より、詭弁というものが漫才のやり取りのように面白く感じます。

1番の詭弁を学ぶ利点は、不条理なギャグを生み出せることにあるような気持ちになります。

一見すると難しい本ですが、偉人たちの会話劇を楽しむくらいの軽い気持ちで読めます。