急に肌寒くなってきました。今まで毛布一枚でしたが、上掛けも必要になってきました。寒がりの浅井はそろそろコタツが欲しいです。
コロナも落ち着いてきましたが、この時期になると他の風邪も流行りだしますね。ということで、なんと鼻うがいを始めました!感想は追伸で。

さて、今日はモチベーションのお話です。

「うちの営業が目標を下げてくれと言ってきました。目標を下げると着地点も下がるので、高い目標のほうがいいですよね?」

先日、仲良しの経営者からいただいた相談内容です。これは正解でもあるし、不正解でもあります。
高い目標の方が、高い成果が出る場合と、高い目標の方が、低い成果になってしまう場合と、いずれも想定ができます。

これはモチベーションの過程理論の一つである、目標設定理論で説明ができます。

・目標設定理論とは
1、難しい目標であり
2、その目標を受け入れている

この2点が網羅されていると高い成果がでるという理論です。

高い目標であったほうが良いというのは正解でもありますが、社員のコミットメント(同意)があるのかが問題です。
会社に対する貢献心、愛社精神などいわゆるエンゲージメントが高い状態なら目標は高くが正解です。

そうでなければ、その目標を社員が見たときに、
 

「どうせ無理だろう」
「やっても到達できない」


という無力感が生まれて、モチベーションは下がります。

目標値の設定も会社の都合だけではなく、社員の状態を見据えて設定することが大切です。もしくは、達成意欲に溢れる社員を採用するしかありません。
もし、目標達成に執念を燃やす社員だけを集めたいのなら、仕事へのモチベーションでは大きく3つに分類するマクレランドの三欲求理論を知っておくと良いでしょう。マクレランドは3つの主要な動機を以下のように提唱しています。

・達成欲求
より良い成果を上げたいと願い、報酬よりもやり遂げたいという欲求をもつ。
自らの責任で自らの選択方法で結果を出したい人です。このような人はルールやマニュアルで縛るのは得策ではありません。
高い目標がマッチするのはこのタイプです。

・権力欲求
他の人に影響力を与えたい、コントロールをしたいという欲求です。責任やポジションを与えられることにやりがいを感じます。
役職が人を育てるというのはこのタイプです。さながら出世争いで成果を出す人でしょう。

・親和欲求
友好的で密な関係構築を望みます。争うよりチームであり、協力関係であるという状況を好みます。いわゆる相互理解を深めて成果をだせるタイプです。

チームの状況と社員の特性に応じて、目標の見せ方も工夫が必要ですね。


ちなみに、よくあるケースですが、営業として売れていて管理職になったけど、管理職としてダメダメ。よく聞く話です。
管理職として成果を出しやすいのは、親和欲求が強い人です。ですから、達成欲求バリバリの社員が親和を求められる管理職で成果がでないということです。


ご参考ください。

追伸
浅井のメンターから「鼻うがいすると人生観変わるよ!」と、なぞのアドバイスをもらいました。
とりあえず、おススメされたので薬局に行って買ってきました。
 

ハナノア 小林製薬
https://www.kobayashi.co.jp/seihin/hna/

やってみたら、全然痛くない!さらにめっちゃ頭の中がクリアになる感じがあります。
これから乾燥してきて風邪がはやる時期ですね。おすすめです!
 

セリーグはヤクルトが首位でマジック点灯(優勝までもうちょい)しましたね。神宮生まれの僕は生粋のヤクルトファンですが、実は野球はほぼみません。先日たまたまニュースでヤクルト首位を見かけて、気になったくらいです。僕はゴルフが趣味ですが、週末にプロの試合感染がなにより大好きです。

さて、スポーツは個人競技と団体競技があります。野球やサッカー、ラグビーはチームスポーツと言われています。個人競技のゴルフでも最近はチームスポーツとなりつつあります。海外の一流選手だと、コーチやトレーナー、マネージャーも含めてチームとして戦っています。

そして僕たち企業もチームであります。さて、組織とチームの違いは後日お話するとして、、、本日は、個人商店の集まりと、組織との決定的な違いについて、解説をしたいと思います。


先日、妻とサイゼリアに行きました。客足も戻ってきたようで、満席近くお客さんがいました。さて、サイゼリアにいた複数のお客さんは、チームでしょうか?もちろんチームではありません。ただの集合体、人だかりです。人が集まっている、複数いるだけでは組織とは言えません。

組織を成立させる3つの要件があります。
1、共通目的
2、貢献意欲
3、コミュニケーション


私たちは何を目指しているのか?
私たちは誰かに貢献したいと思っているか?
私たちは相互理解が十分にされているのか?


共通目的は企業理念やミッションと表現されます。しかし形骸化されていています。
貢献意欲はスキルアップして自己実現の先に初めて生まれてきます。
リモートで雑談の機会も少なくなりました。

御社で補完すべき点、強化するべき点はどこでしょうか?

それぞれの施策のポイントをまた次回以降解説いたします。

ご参考ください

早起きがすっかりと習慣化した浅井です。4時台に起きると朝というより夜中です。先週はフォローアップ研修や出張セミナーなどかなり充実した一週間でした。日本一綺麗なお城、白鷺城のある姫路商工会議所にてマネージメントセミナーの登壇をしてまいりました。

受講いただいた方とお話をしていて気づいたことを共有します。受講者はすべて管理職の方です。
・どの方もめちゃ仕事をしている。
・どの方も管理職としての仕事をしていない。

という実態です。

日本企業の管理職は大企業含めて97%がプレイングマネージャーです。ですので、部下に対する働きかけより、どうしても自分の仕事を優先してしまいます。
責任をもって業務にあたっているのは良いことですが、管理職はチーム成果、部下の育成も仕事です。チーム成果や部下の育成をおざなりにしてしまい、自分の業務だけ一生懸命な、【名ばかり管理職】がとても多いように見受けられます。

プレイングマネージャーであるという忙しさも原因の一つですが、理由はそれだけではないように思います。そもそも管理職としての責務や役割を知らない。そして、どのようにすればよいのかやり方もわからない。これが本質のように思えます。

浅井が思う管理職の使命は、
「与えられた条件のもと、人を動かし、効率よく達成させる」

お会いする管理職の方は、ほぼ
「与えられた条件のもと、効率よく達成させる」
これだけに専念しています。

リーダー、管理職、マネージャーに求められるのは、人を動かすことです。

人を動かすには、
・目的目標の設定
・コミュニケーション
・教育

この3要素が欠かせません。

しかし、ほとんどと言っても過言ではない管理職は、プレイヤーとして優秀だから管理職にり、管理職に適した能力があって管理職になったわけではない。これが名ばかり管理職をつくる最大の要因ではないでしょうか。

ほぼすべての企業で行われる、新人に向けての新入社員研修。しかし、新任管理職に向けた教育は実践率が低い現実。
もし御社の管理職が自分の仕事だけを専念し、部下の育成、チームの成果を数字だけしか見ない状態なら、管理職に求めることを明確にすることからはじめてみてください。

・うちの会社の管理職に求めることは?

管理職が使えないと嘆く前に、社員が育たないのは採用のせいだと決めつける前に、管理職の仕事の定義をされることをお勧めいたします。

ご参考ください。

追伸

10月開講の現場マネージメント研修では
他社交流で事例共有をしながら学ぶスタイルです。

1から管理職の役割を学び、
現場での指導スキルをトレーニングする全6回講義です。


【概 要】 6日間で部下育成の全てが学べる 
      1名から参加できる「現場マネージメント研修」
【開催日】 10/14(木) 11/10(水)12/8(水)
      22'1/20(木) 2/24(木)3/24(木)
【開催時間】各回13:00-17:00
【対象者】 新入社員から20代社員の方、全業種、全職種対応
【開催場所】ZOOMオンライン

※月1浅井によるコンサルティング(FBコメント)付き
※先着12名様で締め切ります。

 

https://sales-training.jp/management-skill