『ゲゲゲ～』で今年の流行語大賞を受賞するなど
TV業界の話題をさらったNHK朝の連続ドラマ『ゲゲゲの女房』
（平均視聴率18・6%）の次作という重圧を背負って登場した
『てっぱん』が、第一週視聴率17.65%を記録して、
10週目に入った現在も高視聴率を維持しています。
朝の連続ドラマなど見ることの無かった私（『ゲゲゲの女房』は
話題になっていたので、何回かチャンネルを合わせましたが、
主役の松下奈緒と向井理のお粗末な演技に辟易して、
途中で見るのを止めました。）ですが、
内の女房がこのドラマに嵌ってしまって、私も、朝食時間に
一緒に見ているうちに主人公たちに感情移入してしまい、
今では欠かさず視聴するようになりました。
おばあちゃん役の大女優富司純子が貫禄の演技でドラマの
屋台骨になって、ヒロイン村上あかり役の新人瀧本美織が、
その周りを元気一杯駆け回っている構図が微笑ましく
好感を呼びます。
他にも、ストーリーに突っ込みを入れるように挿入される
中村玉緒のナレーションが絶品で、こんなにナレーションが
効果的に使われているのは、最近では『ショーシャンクの空に』
ぐらいでしょうか。
葉加瀬太郎のテーマ曲『ひまわり』は、
『ゲゲゲの女房』のいきものがかり『ありがとう』以上に
心に響き渡る名曲で、ドラマに効果的に挿入されています。
このドラマは、毎回涙腺が緩くなってしまう人情劇ですが、
涙を流した後に心が温かくなって清められた気持ちにさせてくれますので、
出勤前の緊張感を少しは解してくれるはずです。
未見の方は、一度ご覧になって見て下さい。
