12月10日、午後12時30分ごろに書き上げて、最低限の誤字脱字のみチェックして、投函しました、
今年の太宰治賞。
考え見ると、中2、3回中断していますが、太宰に挑み続けてもう10年くらいになるのですか。早いもんだ。そして、ダメな奴もいるもんだ。
この10年の中で、今年はもう文句なく
のたうち回って苦しみました。
こういう弱音は、ここでは書かない、絶対に、と決めていたので、書き上げるまでブログは封印していたのですが、
それにしたって今年は死の苦しみを味わいました。
書けない。
例年、通例ならば私はワンフレーズ、ワンエピソード思いついたらそこからいくらでもシーンや人物やセリフを膨らませて行けるのですが、今年はそれがさっぱりできない。
出来ないどころか、
やりたくない。
書きたくない、
この物語と一緒に居たくない。
忌み子を孕んだような違和感、拒絶感、拒否反応、離脱欲求に駆られて、ほとんど鬱になったくらいです。
もうだめだ。もうこのお話は私の手に負えない。オーバースペックに加えて、
こういうことを軽々しくストーリーにすべきではない。
そんな思いに押しつぶされて、締め切り当日の、タイムリミットぎりぎりまでクライマックスが出来ないという事態に陥っていました。
でも。まあ、毎度のことなのですが。
このお話から逃げたら私は自分のことが徹頭徹尾嫌いになる。本当に本当に軽蔑して取返しのつかないことになる。
という予感は、絶対に外れてくれないのが分かっているので。
力づくで仕上げました。はい、2019年修了。お疲れ様でした。
書けなくて書けなくて書けなくて書けなくて。
ストレスで胃腸炎や口内炎ができるほど苦しんだのは、今年が初めてかもしれません。
これは終わりか、あるいは、ここからが本当の始まりか。
令和2年も
もうすぐ。