犬の弓 | 文学ing

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森本湧水(モリモトイズミ)の小説ブログです。

N本の野郎………。

(↑何回目だうるせえな。)

 

試合の結果が散々だったので、これからはもっと真面目に稽古しようと思って道場に行ってきました。

 

奴のほぼ完ぺきに近い射が目の前にちらついて、

今日の私の矢は乱れましたね。

 

 

畜生…。

まあ。やってきたキャリアが違いすぎるんで対抗心燃やしても仕方がないんですが。

その点差し引いても

 

やっぱり私は奴のことが大嫌いだ。

 

 

 

奴は弓をねじ伏せてねじ伏せて自分の言いなりにさせる射手です。

奴の前では弓がまるで犬みたいにへこへこ言いなりになっている。

 

そんな弓は私は嫌だ。

(しかしねじ伏せるだけでは六段の段位と練士の称号は手に入らないのですから当然努力はしてるんでしょう、才能もあるんでしょう、それにしたって。)

 

そんな弓は私は嫌いだ。

 

 

奴の弓はまるで奴の犬です。

 

 

私の弓は。

他の何者でもなく、私自身でありたい。

 

私の弓が醜いと言うのなら、

それは私と言う射手が醜いのだ、私はそれでいい。

 

無理やりねじ伏せてまで、弓に言うことを訊かせたくない。弓を引く時私は弓になるんであり弓が私になるんである。そういう弓でないと私は嫌だ。

 

 

と、

言う訳で今日も下手くそな弓を引いてきたわけですが、先生に指導してもらったところ、相変わらず課題は引きの弱さ。もう半年もやっているのに、どうして治らないんでしょうか?

と泣きついたら、

 

言われたのは先日と同じく大三の時の右ひじの高さと右手のひねり方でした。

 

そして、

大前提として筋力が足らない。

 

やっぱそこかよ!

 

…鍛錬です、鍛錬。