命の方向性 | 文学ing

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森本湧水(モリモトイズミ)の小説ブログです。

「障害が有るからと言って何故感動されなくてはならないだろうか?

障害や難病を抱える人が何故みんな善男善女にされなくてはならないだろうか?

私の祖父はガンになって死ぬときに物凄い嫌な奴だったぞ

と夫に言ったら
「幼稚園児の演技を見てどう思う?」
と言われました。うーん、その比較は荒業だなあ。

命の尊さとは、何だろうかと考えています。

今この瞬間にドラッグストアで必死でレジを打っている人の命は尊くないのだろうか

酔払いに罵倒されているタクシー運転手の命は尊くないのだろうか

トイレを磨いている方の命は尊くないのだろうか。

有りがちなものは尊くないのだろうか。

そんな筈ないだろう。

在り来たりなものに、
有ることが当たり前なものを取りあげて、在り来たりなことが素晴らしいのだと言うコンテンツが作れなきゃ、



この世の中の何を描いたと言えるのだろうか。

私は既に言い尽くされたことを描く。
既に結論の出たことに更に疑問を感じたい。

だってこの世の在り来たりなものが
死物狂いで仕事してる私の夫が、
大切にされてるなんて思えない。


だからこそ、
障害だけを描いていては世の中を描いた事にならないのです、わたしはそう、思います。

ありがちなものを取りあげてみろよ、

24時間テレビ。