久しぶりの弓。 | 文学ing

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森本湧水(モリモトイズミ)の小説ブログです。

もう大分下手くそですが、
森本は弓道二段です。
(免状行方不明。)
↑何処かにはある。 ←どこにもないの同義語。


このところ挫けていた自分の闘争心と集中力に活を入れる目的で数年ぶりに弓を引きに行ってきました。


他の方はどうかわかりませんが、
森本にとって的前に立つとき

的と言う存在は欲の権化です。

当てたいと言う欲、
外したくないと言う欲、
勝ちたいと言う欲、

それが目の前で微動だにせず私を睨んでいる。
そしてその欲の前に私は簡単に怖じけづいてしまう。的を前にして当てたいと言う欲に勝つことはかなり困難でした、
高校時代。


ですが今日久しぶりに弓を手に取った時、
私は的前にいて当てたいと言う気持ちよりも、


良い弓を引きたい。

と言う気持ちが始めて勝りました。
何も高い弓がいいと言うことじゃないですよ。



弓道の本意は
会の充実

にあります。
会とは弓の弦をいっぱいまで引き絞った状態を言います。

弓を引き絞った時心身のバランスが過不足なく整って充実した射に成ったとき、


自ずから矢は放れる。

これが森本の考えている会の充実です。(もっと違う表現も出来るでしょうが。)


私は今日、充実した弓が引きたいと始めて思いました。

同じ気持ちで、
良い言葉を書きたいと思いました。


先ずは当てる事が目的ではない。
自分の文章を充実させること。



10年掛かってやっとスタートラインまでたどり着いたのを感じています。

これだから弓道は楽しい。