キャンピングカーに住んでいる友達の所に遊びに行く。
何故彼がキャンピングカーに住んでいるかと言うと。
大学進学の時に若夫婦が主宰するシェアハウスに入ることになった。
若夫婦は念願の一戸建てを造ったばかりで、
ローン返済の足しにするため、ルームシェアを募ったのだそうだ。
募ったのだけど、
彼が申し込んだ時ほぼ同時に滑り込んだ女の子が居て定員が埋まってしまった。
彼女か、彼かどちらか辞退しなければならない。
女の人を追い出すのは心苦しいからと、
彼は自ら辞退を言い出したのだった。
そしたら若夫婦のオットさんが面白い人で、
趣味で使うキャンピングカーの中なら住んでもらえるんじゃないか。
と言うことになって、彼はキャンピングカーで暮らす事になったのである。
「毎日がキャンプだよ。だってキャンピングカーなんだから。」
と彼は言った。
キャンピングカーのなかで暮らすなんてどんな毎日なんだろうか。
私は遊びに行く事にしたのだ。
鼻がむずむずして収まらないくらいの好奇心を鞄に詰めて。
続きます。