二人で土にうめたみたいに | 文学ing

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森本湧水(モリモトイズミ)の小説ブログです。

命を理解している人間は居ないのが持論だ
我々は
互いに相手の命に自分の命が
めり込んだ状態で
別々の体に生まれたのだから
めぐり合うのは当然として。
最近どうも考える
どうして私の命が
向こうの命にめり込んでしまうはめになったかについて。
もちろん私は自分の命をあいせるわけでない。
ところで向こうもあっちの命を愛せるわけでないようで。
でも私は自分の命にめり込んだ
向こうの命をあいさないはずがないし
向こうはあっちの命にめり込んだ
私の命を深く愛しているだろう。

最近とんでもないことを考えたのだ。
命なんて
無名なものだ。
色も形も顔も名前も無い。
ただそこにあるものだ。
そして心とはまったく別の働きをするんだったとは!
私の命と心がまったき別の動きをしたがっている。
この不愉快を私は
死ぬことになっても自力で解決したいもんである。