羽海野チカ著 「3月のライオン」
お好きなかたも多いのではないでしょうか。
作中に登場する「高城さん」は
イジメのボスキャラのような描写がされています。
ヒロインとその友達に対しねちっこいを加えるのですが
その実態を知った学年主任の先生の尽力よって
「表面的には」
彼女によるイジメは収束されることになりました。
表現に興味をもつ類のひとびとは、
今後「高城さん」について考えてはどうでしょうか???
僕は非常に浅ましい人間なので
あらゆる物事は自分が興味を持つか否かでしか判断しません。
僕は高城さんのようなキャラクターに
非常な興味を感じています。
現実に起きているイジメをどうかこうかしようと思ったら
イジメで人を自殺まで追い込んだ
その当事者に語らせないとならんと思うのです。
「3月のライオン」の物語の中では
イジメを受けていたヒロインは後にクラスメイトと和解して
無事以前のような平穏な日常に回帰できたのですが
翻って高城さんはどうなったのか。
彼女らは15歳であります。
高校入試に中って内申点など非常にデリケートな話題であります。
高城さんは両親にとにかく出来のいい高校に行くことしか期待されていません。
そういう親御さんが
イジメなんつう「みっともない」事態を招いた娘に
その後どう接するでしょうか???
そしてイジメなんつうめんどくさい事態を引き起こした生徒に
学校がどんな内申を下すでしょうか???
現実世界にはイジメしたくらいでそこまであからさまにペナルティが下されることは無いのかもしれないけど
すくなくとも物語りの世界で
その後の高城さんがスムーズに永らえたとは考えにくい。
現実の事件でも
人が死ぬような騒ぎを招いた人間が
誰に裁かれなくても
何がしかのペナルティを負っているのではないか
否負うべきではないのか
人の力によって。
こういうのが僕の持論です。
人をイジメて自殺させた
かつての少年に
是非会って話をしてみたいと思う。
それは
人が「命」を解釈するやり方がまたちょっと変遷したことを論証する
一つの手がかりになると思うのです。