売れ残るほど価値を増す | 文鳥屋店主 敬白

文鳥屋店主 敬白

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 10日に2羽孵化(ふか。羽化【うか】だと昆虫になってしまいます。学生の頃間違って覚えていたのは内緒です)いたしていたので、その画像です↑(右は孵化したて、左は1日たっているかもしれません。色つやがちがうのです)。画像を見る限り、五体満足で元気そうです(もうツメが生えてますね)。

 秋冬はヒマなしでくたびれたので、今シーズンは孵化させないつもりでしたが、ご依頼もあり、飼育スペースもすこし空いて、母鳥がまだ繁殖していないメスでもあったので、このようになりました。

 順調にいけば、25日頃に親元から引き継ぎます。また、この場で紹介できればと思っています。

 

 ところで、当店のヒナ、特に成長した状態では、一般のペットショップより高価に感じるのではないか、と思います。でも、当店の子たちは、売れずに居残って育ったことは同じでも、ペットショップで売れ残った「手のりくずれ」とは違います。

 当店で販売する手のり文鳥は、毎日、リビングで飛びまわって遊んでいますが、これは一般のペットショップでは不可能です。彼らは、売れ残り食費がかかるやっかい者で、外に出せば飛んで逃げてしまう存在とされてしまいがちで、場合によっては、翼の羽(風切羽)をバッサリ切って飛べなくされてしまうものです。それは、別に虐待してるのではなくて、そうしないとお店に置くのが難しくなるんですね。

 当店の場合、一般の飼い主として飼育している文鳥たちとまったく同じ扱いで、場合によっては、売るのをやめて「ウチの子」にしてしまいます。そのあたり、公私の区別があいまいです。最初は区別しようと思ったのですが、そうすると手のりの状態を保つのがむずかしくなって・・・、↑の子の母親のように手に乗らない手のり文鳥になってしまいました。難しんですね。

 昔、奥さんの家庭での働きを金銭で考えると、すごい給料になると言う話がありましたが、家庭での労力はお金に換算しにくいものがあります。細かく考えたら、「あんな値段では売れないよ?」になってしまうかと思います。「高くない高くない高くない・・・」のです。

 

売り物もそうでないのも一緒に遊んでます。

 

いちおう売り物の「タケ」「マツ」は美女美男になりました。