お子様が学校で育てていた朝顔が、マイホームに引き取られてきた。夏休みまで、まだ半月近くあるのに…。(これを書いたのは7月前半・・・)

 

学童の迎えのついでに時折、朝顔の生育ぐあいはチェックしていたのだが、結構な大きさに育った。

 

芽が出てしばらくは育ちが悪く、お子様も「私のだけ大きくならない」としょんぼりしていたのだが、遅れを取り戻した。

 

具体的には、鉢にセットされた支柱をフルに活用しているサイズ感だ。

 

朝顔の鉢は自宅ガレージと車道の中間地点あたりに置かれているのだが、もはや朝顔は新たに弦をまくところが見つからず、弦は寂し気に宙をさまようばかりだ。

 

と思っていたら、自分の弦に巻き付き始めた。二重弦の花冠みたいだ。

 

ということはともかく、本当に毎朝、花を咲かせる。必ず二つ三つは花が咲いている。

 

今が盛りなのだろうか。夏休み中、ずっと咲き続けているのだろうか。

 

朝顔には青虫が一匹ついてきて、花をむしゃむしゃ食べている。

 

お子様は昨年、アゲハチョウの幼虫を成虫にまで育て上げることに成功したことに味を占めたのか、「青虫は、朝顔の花を食べてきれいな色をためているんだよ。きっと朝顔色の蝶になるよ」と、ポエムなことを抜かしている。

 

虫食いになった朝顔の花。漏斗状の花の奥の方には青虫のふんがゴロゴロと溜まっている。

 

それはそうとして気になったのだが、こういうのって、観察日記をつける宿題が出るもんじゃないんだろうか?

しばらく前に、ランドセルをキャスター付きに改造するキットを小学生が開発した、という話があった。

 

一部のネット民が「最近の子供は」とかみついて物議をかもしたので、覚えている人もいるだろう。たとえば僕だ。

 

当時のネット記事を読むと、小学校1-3年生の平均満載ランドセル重量は3.9キロ。

 

教科書などを学校に置きっぱなしにすることは禁じられているので、とにかく通学が大変だ、ということだった。

 

お子様の学校は自宅から100メートルちょっとだから、それほど負担ではないと思うが、僕が子供のころ、家から学校まで徒歩で20分近くかかった記憶がある。文字通り山一つ越えて通学していた。

 

とまあそれはさておき、うちのお子様にもついにノートパソコンが支給されたので、それもランドセルに入れて、満載重量を図ってみた。

 

結果は5・4キログラム。体重の4分の1を超えている。

 

体重60キロの大人が16キロの荷物を背負っているようなもの。

 

登山の場合、体重の4分の1が荷物の限界値だったはずだ(ったかな?)。

 

まあこのノートパソコン、NEC製のクロームブックなんだが、結構重い。そのくせセレロン!

 

いやまあ、それはともかく、学校も懸念しているようだ。

 

普段は学校に教材類を置きっぱなしにすることは禁じられているのだが、「パソコンが必要な日の前日は、国語と算数の教科書とノートとピアニカは学校において下校してかまわない」などの重量軽減策が講じられた。

 

それはそれで、複雑でややこしいのだけれども。

 

まあとにかく、お子様のPCの授業はぜひ参観してみたいと思う。気になります。

「子どもに優しい政治を」と主張している意識の高い人物は私や奥様ではなく、お子様のご学友だ。
 
日曜の校庭開放についていったら、お子様だけではなく、そのご学友にもこき使われる羽目になった。(例:ボール拾い担当、鬼ごっこの鬼など)
 
でまあ、一息ついたあたりでおやつタイムとなった。

 

ご学友は親切にも、僕にもお菓子を分けてくれた。実にいい人だ。
 
で、お茶とお菓子を楽しみながら、ご学友は言うのである。
 
「ディズニーランドが高すぎる。子どものお小遣いじゃ一生、行けない」
 
うーん、親に連れてってもらうしかないのでは?
 
「子どもだけで行きたいときだってあるの」
 
小学校6年生とか中学生になるまで我慢しなよ。
 
「知らないの?ディズニーは色々合わせて8万円もするんだよ。小学生のお小遣いじゃ無理」
 
なるほど、これがインフレとかインバウン丼とかいうやつか。
 
「ほんとは、お年玉がたくさんあるんだけど、お母さんがみんなとってった」
 
実はうちもそうだ。うちのお子様が疑問に思うような、余計なことを言わないで欲しい。
 
だがうちのお子様は、そこまで知恵が回らなかったようだ。
 
お子様は言う。

 

「いいこと教えてあげる。歯が抜けたら枕の下に入れておくと、妖精さんがお金に換えてくれるんだよ」
 
と、うきうき話していたと思ったら突然肩を落とし、「でもうちの妖精さんは外国のお金にしちゃったので、買い物できなかった」
 
円安進行の今、喜ぶかと思って外貨を入れておいたのだが、その思いは伝わらなかったようだ。
 
で最後に、ご学友は深刻そうな口調で言った。「テレビは、お年寄りや車いすの人にやさしい国、って言うけど、子供にも優しくしてほしい」。
 
親にも優しくしておくれ。特に俺に。
 

だ、そうだ。薬局で知った。

 

お子様は乾燥肌なので、たまにヒルドイドを処方してもらう。この前も行きつけの小児科医からの調剤薬局へ、の流れだったのだが、そこで言われた。

 

「10月から窓口負担の額が4~5割くらい値上げになります。ジェネリックがお勧め、ということになってます」

 

しばらく前にも話題になったが、ヒルドイドを美容目的でもらう人が増えたため…という話の続きが本格化した、ということだ。

 

うちのお子様は常習的な乾燥肌ではなく、時折、突然、びっくりするような乾燥肌が発生する。

 

そんな時はヒルドイドを数日塗り続けると、症状が落ち着いて、ドイドなしで済む状態に戻る、という状態だ。

 

しかも、年々その頻度は減ってきていて、ここ最近はほとんどご無沙汰状態だった。

 

行きつけの小児科医に言わせると「ドイドのジェネリックは効きが悪い」そうだが、別の皮膚科医によると「そんなん、変わらないよ」。

 

諸説入り乱れている。

ご存じの人が御存じかと思うが、マイナーテレビ局「TOKYO MX」はかなりレトロなアニメをバンバン流している。

 

というわけで、お子様もレトロなアニメに夢中だ。

 

まず、マジンガーZ。50年位前のアニメだよなあ?

 

次に名探偵ホームズ。若かりし宮崎駿がかかわっていることで知られる。30年以上前の作品のはずで、劇場版は風の谷のナウシカと二本立て上映だったそうだ。

 

非常にクオリティは高く、お子様と一緒に僕も夢中だ。

 

おジャ魔女どれみも始まった。これって、プリキュアの前番組で、やはり20年以上前の作品だったはず。

 

もちろん(比較的)新しい作品も放映されている。デリシャスパーティープリキュアだ。わずか2年前(MX的には「現在ライトナウ」の最新作)のものだ。

 

あと、デジモンアドベンチャー。ポケモンは見ていないのに、なぜこっちを…?

 

とまあ、歴史的名作?(デジモンは除く?)と共に育っていくお子様。大丈夫なんだろうか?

 

そのせいなのか何なのかはわからないが、日曜日の朝はアニメや特撮を見なくなった。

 

MXでプリキュアを見ている以上、加齢による卒業、というわけではないだろう。日曜は朝9時すぎ、ひどいときには10時まで寝ている。小学校に入ってから土曜に習い事が入ったので、つかれているのだろうか。

 

それもまた良いのかどうなのか。

お子様が妙なことを言い始めた。「社長に、明日までって言われたから、今日は遅くまで起きて、やる。残業だよ」

一心不乱に某ポケモンの絵を書き、色を塗っている。市販のポケモンドリルを見ながらポケモンを書き写し、某ポケモンの解説文も書き添えている。

そもそも社長とは誰だ?

 

ポケモン図鑑を自分の手で書き写す残業って、いったい何だ?

聞いても教えてくれないが、数日後、謎は解決した。

うちの小学校は毎月1回、土曜日が授業参観になっている。(だんだん親が飽きて、5年、6年生になると、親の出席率がぐんぐん下がっていくらしい)

ので、前夜の残業でぐったりしている奥様を家に残し、私が参観に出かけた。

1時間目は道徳の授業。テーマは「ともだち」。みんなで「友達って何だろう」ということに自分の意見を言って、友情について考えあう授業のようだ。

私のように「いないから、わからない」などと答える子はいないようだ。

で、2時間目。学級活動の時間。

担任の先生が黒板に力強く「会社祭り」とチョークで書き記した。

ヤマザキパン祭りみたいな、景品とかキャンペーンに絡むものか?トマト祭りみたいに会社の社章でも投げ合うのか?会社のロゴマークをあしらった山車でも繰り出すのか?

スペイン語でカイシャ(caixia)は「金庫」だったっけ?。金庫祭り?それならわかる(わからない)。

最近の学校では、起業家教育や職業教育を積極的に取り入れていることは承知だが、会社祭りとはこれ如何に、だ。

すると先生は具体的なプログラムを黒板に書き始めた。

1・アイドル会社
2・マッシュ会社
3・新幹線会社
4・パティシエ会社
5・紙芝居会社
などなど・・・

つまり会社祭りとは、いわゆる「お遊戯会」的なものらしい。チームに分かれて出し物をするのだが、チームや班ではなく会社、リーダーや班長の代わりに社長、というわけだ。

やはり区教委から、職業教育に積極的に取り組むよう指令が出た結果、こういう強引なワーディングにつながったのだろうか。

担任も最初は「まずはアイドル会社・・・」と司会進行していたが、途中から「次はパティシエチーム…」と言葉遣いが変化していた。

ちなみにアイドル会社は全員女子で、某人気曲を歌い踊るもの。女子力高めチームだ。これが1軍というやつだろうか。

マッシュ会社はジェラートピケのマッシュホールディングスではなく、アニメのマッシュのダンスをする出し物。

パティシエ会社は、粘土でお菓子を作って発表するものだが、チームの80%が男子だった。

多様性の時代だ。

職場で隣席の同僚の携帯に着信。

 

同僚が慌てた声で話し始めた。「えっ?パスモを落とした?」「いま●●駅?」

 

どうやら、小学生の娘さんが帰宅途中、パスモを紛失したらしい。駅のホームで途方に暮れて、親に電話をしてきたようだ。

 

同僚の話は続く。とても緊迫した表情だ。その両隣(含む僕)も緊迫した表情で聞き耳を立てる。「お金はあるの?」「『お金って何?』って、お金はお金。言ってること、わかんない?」

 

★「お金って何?」★

 

久々のパワーワードだ。その強度はダイヤモンドを打ち砕かんばかり。最近のデジタルネイティブは、リアル貨幣というものを知らないのだろうか?

 

聞き耳を立てていた両隣の二人は、驚きの表情でアイコンタクトを交わし、深くうなずいた。

 

さすがにそういうわけではなく、あとで同僚に聞いたところ、お金の存在は知っているという。ただ、普段からPASMOしか持たせていないので、リアルマネーの手持ちはなかった、ということだったそうだ。

 

ということに聞き耳を立てたのは、うちのお子様が自宅のカギ(カード式)を欲しがっているからだ。

 

「カードがかっこいい」という子供心もあるが、実務的には、たまには学童を今より1時間ぐらい早く出て一人で家に帰る、という選択肢が可能になるからだ。

 

現在は毎日夜7時までコースなので、お子様もたまには自宅でのんびりマンガを読んだりテレビを見たりしたいようだ。

奥様は習い事に積極的だ。「子どもの興味に応じて、やりたいことをやらせてあげたいわ」なんてことを言っている。


とはいっても、なかなかドライでもあり、「高学年になったら塾でしょ。その前は好きなことさせてあげたい」と言う。


と言いつつも、本人の願望も濃厚に漂う。「英会話とピアノはぜひ行かせたい」。

 

本人が仕事上で英語に苦労しているということと、御幼少のみぎり、ピアニストを目指して特訓したにもかかわらず、箸にも棒にも引っかからなかったという苦い過去は、本人が日々コーヒーを飲みながら愚痴っているところでもある。


挫折した親の夢を子に背負わせる、というやつだ。むむむ。


現時点ではどうかというと、いろいろなところに軽く行かせたり、体験教室を試したりして、落としどころを探っている段階だ。


候補として挙がっているのは以下。ちなみに熱意Aは「ぜひ」、Bは「まあ」、C「どっちでも」、Dは「お断り」だ。


1.    学習塾(母親の熱意A、お子様の熱意C)
2.    ヒップホップダンス(母B、子A)
3.    水泳(母A、子D)
4.    ピアノ(母特A、子不明【体験教室はこれから】)
5.    プログラミング(母C、子特A)
6.    英会話(母A、子A)


僕の熱意はと言うと、ダンスがB、DJ教室などがあればそれもB、学習塾もB。あとはどうでもいいかな、というところだ。
 

ちなみにプログラミング教室は、たまたま学校の配布物に「体験教室」の知らせがあったので、僕がお子様に「行って見る?」と聞いて、申し込んでみた。


お子様には想定外に刺さったようで、熱意は非常に高い。のだが、奥様からは「ほかにもいろいろ候補があるのに、余計なものがもちこまれた」と叱られた。
 

固定資産税の通知が来た。

 

一般論として、固定資産税は毎年下がっていく(はず)の物だ。

 

固定資産税は土地と家屋にかけられるものだが、ここしばらくのデフレ時代、地下はそんなには変わらなかった(らしい)し、家屋は毎年ぼろくなっていくので、価値は下がる一方(という)。

 

実際、去年はそうだった。

 

土地にかかる税はわずかに上がったが、家屋の方の税金が下がったので、差し引き減。

 

ところが今年はどうだ。

 

土地にかかる税が4-5%ぐらい上がっている。

 

家屋もだ。インフレ効果で家の建築費や資材費はダダ上がり。おかげで、中古家屋であっても、資産価値は上昇している(とネット情報にあった)。

 

もちろん、自宅の資産価値が上がっているのだから、悪いことではない、という見方があるのは知っている。

 

投資用ワンルームマンションとかだったら、そうかもしれないが、自宅はそうもいかない。

 

なぜなら、自宅を売却したら、新たな自宅を買わないと家なき子になってしまうが、よその家も同じ割合で価格が上がっているわけだから、結局、同じ条件の家を買うには同じ値段を払わなくてはならない。

 

税金が上がっただけで、ちっとも得してないのだ。

小学1年生となったお子様(お嬢様)。

 

恥じらいを学びつつあるようだ。

 

風呂あがり、裸でウロウロしているところを見つめてみると、「いやーん、エッチ」と言い始める。

 

ちょっと待て、さっきまで一緒にふろに入っていたではないか。

 

そのことを指摘すると、「だめー、はずかしい」などという。

 

しばらくすると、裸のままマンガを読み始めた。

 

お前、本当に「恥ずかしい」とか「エッチ」が意味するところを理解しているのか?

 

まあ本当に理解する日がやってくるとすれば、それは「一緒にお風呂」を卒業する日が来た、ということだ。