奥様は習い事に積極的だ。「子どもの興味に応じて、やりたいことをやらせてあげたいわ」なんてことを言っている。


とはいっても、なかなかドライでもあり、「高学年になったら塾でしょ。その前は好きなことさせてあげたい」と言う。


と言いつつも、本人の願望も濃厚に漂う。「英会話とピアノはぜひ行かせたい」。

 

本人が仕事上で英語に苦労しているということと、御幼少のみぎり、ピアニストを目指して特訓したにもかかわらず、箸にも棒にも引っかからなかったという苦い過去は、本人が日々コーヒーを飲みながら愚痴っているところでもある。


挫折した親の夢を子に背負わせる、というやつだ。むむむ。


現時点ではどうかというと、いろいろなところに軽く行かせたり、体験教室を試したりして、落としどころを探っている段階だ。


候補として挙がっているのは以下。ちなみに熱意Aは「ぜひ」、Bは「まあ」、C「どっちでも」、Dは「お断り」だ。


1.    学習塾(母親の熱意A、お子様の熱意C)
2.    ヒップホップダンス(母B、子A)
3.    水泳(母A、子D)
4.    ピアノ(母特A、子不明【体験教室はこれから】)
5.    プログラミング(母C、子特A)
6.    英会話(母A、子A)


僕の熱意はと言うと、ダンスがB、DJ教室などがあればそれもB、学習塾もB。あとはどうでもいいかな、というところだ。
 

ちなみにプログラミング教室は、たまたま学校の配布物に「体験教室」の知らせがあったので、僕がお子様に「行って見る?」と聞いて、申し込んでみた。


お子様には想定外に刺さったようで、熱意は非常に高い。のだが、奥様からは「ほかにもいろいろ候補があるのに、余計なものがもちこまれた」と叱られた。