9月の雨 | ぶなまつの昆虫的エッセイ

ぶなまつの昆虫的エッセイ

昆虫の「生活史」をメインに、裏山にて「ソロ虫活」を楽しんでいるシニアです。
読書と哲学と自然が大好きです♡
イハレアカラ・ヒューレン博士を心の師としています。
平和(^^)/は私から始まる。
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 もみじ 秋本番の9月
 季節の中で特に大好きだったヒメの9月なのに
 今年は休日と天候のタイミングが悪く雨ばかり
 
 “September rain rain
            9月の雨は冷たくて”
 
 太田裕美さんの歌う「9月の雨」を口ずさみ
 切なさに自己を解放できずにいた
 
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 まだ雨の降らない3連休の初日
 
 「何か」
 
 を求めまた高山を彷徨う
 
 齢を重ねると人と逢うのを避け隠遁したくなる自分
 
 今の自分は人間よりも自然の愛に包まれたく思う
 
 自然の中こそ我が心を癒やし慰めてくれる場所なのだ
 
 
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 わずか2週間で葉は黄色に変色し
 
 紅葉の準備を始めていた
 
 「気温23度、今年は秋も短いのかな?」
 
 そんなことを思いながら愛車を走らせる
 
 標高を上げ新規開拓をしてみるが収穫も無く
 
 アカアシクワガタの雨粒も無し
 
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 結局前回と同じ場所に落ち着く
 
 2週間前と同じ曇り空
 
 気温が低く雨が降りそうな午後
 
 それでもヤナギは優しく自分を迎えてくれる
 
 秋晴れのヤナギが恋しい
 
 秋晴れの下
 
 ヤナギを齧るヒメオオクワガタが恋しい
 
 ヒメオオクワガタに自分は恋してしまったようだ
 
 「ヒメ・・」
 
 名称をそっとつぶやくだけで
 
 愛しさが交じり合い胸が苦しくなる自分は馬鹿なのだろうか
 
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  誰かが前記事を見て片付けたのだろうか?
 
 2週間前まで捨てられていた家電ゴミが無くなっていた
 
 空き缶やペットボトル類はそのままだが嬉しかった
 
 そういえば峠でこんなトラップを発見した
 
 白いショーツに寄ってくるヒメオオなんているのだろうか(笑)
 
 
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 意を決して崖の藪こぎをする

 

 
 
 「・・・だめだ、前回以上に見つからない」
 
 足首が岩と岩の間に挟まり捻挫しそうになった
 
 危うく何度も転げそうになった
 
 時間が経過し切なさだけが残る
 
 
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 2時間以上かけてようやく見つけた貴重な1頭のヒメオオ♂
 
 足場が悪い状態でカメラのシャッターを押す
 
 こんなチャンスは2度と来ないかもしれないと感じつつ・・
 
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 採取に成功した瞬間
 
 捕虫網の裾が枝に引っかかり落としてしまった
 
 見つからずそのまま終了
 
 虚しさと残念さだけが強く残る
 
 雨が降りだしこの場所の終わりを感じた
 
 
  “September rain rain 
            9月の雨は優しくて”
 
                へへへ
 
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          平成28年9月17日(土) 宮城県