もう自由研究の宿題には間に合わないかもしれませんが、IchigoJamから扇風機を回すのに使ったトランジスターについてまとめます。
・IchigoJamは3.3Vの電圧を出力することができる。しかし電流が弱いため、扇風機を回すことができない。
・そこで別に乾電池を2本用意して、乾電池の電流を利用して扇風機を回すことにする。IchigoJamのOUT端子から電気が出力したときに、乾電池の電流が流れるようにする。
・そのために使うのがトランジスター。トランジスターのコレクタとエミッタに電池、ベースにIchigoJamのOUT端子をつなぐと、OUT端子から電気が流れたときだけ電池の電気が流れる。これをスイッチ作用という。
・ところがトランジスターは、ベースにたくさんの電流を流せば流すほど、電池の電流もたくさん流してしまう。これを増幅作用という。扇風機に電流を流しすぎると壊れたり、寿命が短くなる。
・扇風機を壊さないようにするには、トランジスターのベースとIchigoJamのOUT端子の間に電流を減らす抵抗器を入れると、その分電池の電流を減らすことができる。
・扇風機にどれくらい電流を流せばいいかは、扇風機に使われているモーターの性能によるので、電流を減らす量を調節できる半可変抵抗器(今回は1KΩのもの)を使って調節する。
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