部品がそろったので、ブレッドボードに配線していきましょう。
今回は温度センサー側と扇風機動作側でブレッドボードを分けます。温度センサー側の配線は『電子工作マガジン2018年夏号』のP39を参照して配線します。一方扇風機動作側は、この回路図を元に配線します。
配線するとこんな感じになります。
写真ですと見づらいので、文章で説明します。電池ボックスには電池を入れないでください。
ブレッドボードには、まず主役のトランジスターから差し込んでいきます。トランジスターは平らな面を手前に向けると、ピンが「エミッタ、コレクタ、ベース」の順に並んでいます。ベースへは抵抗器がつながっているので、ベースの列に抵抗器を差し込みます(写真中央よりやや右)。抵抗器はIchigoJamの「OUT1」へつなげるので、抵抗器の列へ緑色のジャンパーワイヤーを差し込みます。
次はトランジスターのエミッタを見てみます。エミッタには電池の-極とIchigoJamの「GND」につなぐので、エミッタと同じ列に電池の-極につながるジャンパーピンとGNDへつながる黄色のジャンパーワイヤーを差し込みます(写真上、やや左)。
そしてトランジスターのコレクタです。ここにはダイオード「1N4148」とモーターをつなぎます(コンデンサーはモーターに直接付けます)。コレクタと同じ列にダイオードのアノード(線がない方)とモーターへつなぐコード(黒)を差し込みます。ダイオードのカソード(線のある方)はどの部品ともつながっていない列に差し込んでください(写真上、右側)。
では、ダイオードのカソードは何につながっているでしょうか? モーターと電池の+極とつながっています。カソードと同じ列に電池の-極につながるジャンパーピンとモーターへつなぐコード(赤)を差し込みます。
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