こんにちは。治療家の岡本です。
6月25日の谷川岳 一ノ倉沢烏帽子奥壁南稜ルート登攀
私は、自分の出身母体である中央大学山岳部のコーチをしております。
6月25日の日帰り弾丸登山で、山岳部の学生２名との３人パーティーで、谷川岳・一ノ倉沢烏帽子奥壁南稜ルートを登ってきました。
南稜ルートは、いわゆる「本チャンルート」という、岩登り（アルパインクライミング）のルート。
私は山岳部の現役学生だった頃も含めて、今までにこのルートを6～7回登ったことがあります。
岩登りのルートとしてはポピュラーで難易度の高くないルートですが、学生にとっては初めての谷川岳のクライミングルートなので、それなりに苦戦しました。
アプローチのテールリッジからすでに谷川岳の逆層（ぎゃくそう・・・岩の層が斜め下を向いており、きちんとした手ががりが得にくい）の岩に面食らった様子。
テールリッジを登る
開始地点にて、私
先頭をリードする学生
ビレイ（確保）支点で一息
さあ、核心部だ！
ロープに体重を預けて下降
花も咲いていた
上州武尊山が見守ってくれる
やっと車道まで降りてきた！
梅雨の合間の幸運な好天と夏至の昼間の長さに助けられ、何とか完登して明るいうちに降りてこれました。
想定以上に時間がかかったけれど、安全第一なのでまあ仕方ないか。
午前3時にロープウェイの駐車場から歩き始めて帰ってきたのが午後8時過ぎだったので17時間行動で、その後クルマを運転して東京に帰ってきたのは日付が変わってからです。
もちろん若いときのようには登れないし、すごく疲れたけど、やっぱり谷川岳の登攀はホントに楽しいなぁ。あと何回行けるだろうな～。
学生は夏の登攀合宿に向けていい訓練になっただろう。
学生ガンバレ！
学生は20歳と21歳。しかし三十数年も歳が離れていても、山に対する熱い心は同じ。
自分の出身母体に入ってきてくれた意欲ある若者と一緒に登れて、オジサンはとっても幸せで、夢のように楽しいひとときでした。
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