2022年度6月度例会が6月18日(土)午後2時よりオンラインで開催されました。

今回は本教師会初(?)となる国際交流基金ソウル日本文化センターとの共催で行われ、韓国全土から日本語教師はもちろん、社会人の方や学生さんといった、日本語を学ぶ・教える・仕事で使う人など、様々な方にご参加いただきました。

 

今回は

「翻訳初心者のためのワークショップ  
『翻訳スキルーあなたならどう訳す?ー』」

というテーマで、国際交流基金ソウル日本文化センターの日本語専門家でいらっしゃいます信岡麻理先生より、約1時間半(90分)ご発表していただきました。
 

また、冒頭では、国際交流基金ソウル日本文化センターの加藤所長がお忙しい日程の合間を縫ってご参加くださり、ご挨拶をいただくこともできました。

 

 

そもそも翻訳とは何か、そしてどのような種類があり、その翻訳・字幕に至った経緯や考え方など、実際の様々な翻訳の例をご紹介いただきながら、時には参加者へのミニクイズを通して、大変分かりやすく、また示唆に富んだ学びの時間となりました。ZOOM参加ということで講義中は参加者の皆さんはミュートで参加されていましたが、カメラを通したその表情からは真剣さが伝わり、そして驚きや笑い、感嘆の声が聞こえてくるようでした。

 

発表後のグループワークでは、実際に翻訳にチャレンジ!ということで、以下の課題が課されました。

  
“I love him much more than you do”という文を、自分ならどう訳すか?

ZOOMのブレイクアウトルームに5,6名ずつ分かれ、思い思いに参加者それぞれが訳した作品を、グーグルスライドに記入してもらい、グループのベスト・ワンを選び、それを全体で共有しました。同じ翻訳が一つもないことに改めて驚かされると共に、その翻訳に至った理由を聞くにつけ、表現の多様性や翻訳のおもしろさ、そして、日本人(日本語母語話者)と韓国人(日本語学習者)でコラボした翻訳に至る過程などの話も聞くことができ、翻訳をテーマとした内容としては、今までに一度も体験したことのない充実した活動となりました。

 

 

例会終了後の参加者からのアンケートを見ても、とても満足84.6%、満足15.4%という回答から分かるように、どの参加者にもご満足いただけたようです。講義に関しては「多くの翻訳の仕方があることに驚き、こういう視点があったかと新たな学びがあり非常に有意義な講座でした」「日本語の授業にも生かせる内容ばかりでした」「目から鱗の情報が沢山あり、大変参考になりました」「気づきとパラダイムシフトの時間となりました」といった声や、グループワークに関しても「他の参加者とも意見交換しながら超訳について考え、体験することができて楽しい時間でした」等の声が寄せられました。

 

 

今回は、受付開始後6時間で、設定した定員(50名)を超過するほど申込が殺到し、翻訳に関する関心の高さを窺い知ることができ、同時に国際交流基金ソウル日本文化センターの影響力というもの感じさせられました。釜山日本語教師会を韓国の方にも広く知ってもらう機会にもなり、教師会としての今後の活動の1つの新たな形を示すことができたのではないかとも思いました。

国際交流基金ソウル日本文化センターの関係者の皆様とご講義くださった信岡先生、そして、ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

 

なお、2022年度「前期」の例会はこの6月の例会をもって終了となります。次回「後期」は、9月から12月までの4回の開催となります。9月例会のご案内は8月中旬の予定です。

 

詳細は、本ブログやFacebook(https://www.facebook.com/busan.japanese.teachers)、メーリングリスト(要登録)などでご確認ください。

 

6月担当 藤田・諏訪

 

2022年5月21日(土)、約1年半ぶりのオフライン例会が、釜山日本語教師会の拠点である釜山で開催されました。今回はオフラインということで少人数ではありましたが、これまでオンラインでだけ会ってきた先生方とようやく対面することができる貴重な時間となりました。

まず第一部では、地下鉄2号線の海雲台駅近くにあるTISインターナショナルスクールの教室をお借りして、授業で使えるゲームを共有しました。今回企画委員を初めて担当された先生の進行のもと、「連想ゲーム」「本物はどれ?」という2つのゲームを体験したのですが、2チームに分かれ、同じチームになった先生同士で一生懸命頭を捻りました。そしてチームごとに出題し合いながら、実際に学生に問題を作ってもらう際に気をつける点を確認したり、よく似たゲームを実践した話が出たり。また、ゲーム体験だけにとどまらず先生方の新しい一面を知ることもできて、とても有意義な時間でした。

 

第二部は、海雲台ビーチで開催されていた「サンドフェスティバル(砂祭り)」へ。この日は青天に恵まれ、週末ということもあってたくさんの人で賑わっていて、私たちもその中で久しぶりに観光客気分を味わうことができました。ビーチ一体に砂で作られた数々の作品を見て回りながら、途中で手の甲にスタンプを押してもらってはしゃいだりと、参加者ひとりひとりがひとときの『非日常』を楽しみ、日頃のストレスを発散できたようでした。

 

夕食はTISインターナショナルスクール近くの焼き魚のお店で、美味しい焼き魚定食をいただきました。焼き魚だけでなく刺身もついているというお得な定食で、皆さんにも大好評。その後は全員でカフェに移動し、コーヒーを片手にお喋りに花を咲かせました。午後を共に過ごしただけだったのに夜にはすっかり打ち解け、ざっくばらんに話せる雰囲気になっていて、悩みなども共有できるのは釜山日本語教師会の魅力のひとつだと思います。今後も教師会でつながっていく上で絆がより深まった、そんな時間を過ごすことができました。

 

5月担当 吹上・畑佐・小出

 

  翻訳初心者のためのワークショップ「翻訳スキル-あなたならどう訳す?-」開催の案内

 

6月の釜山日本語教師会は釜山日本語教師会(BUJA)と国際交流基金ソウル日本文化センター(JFソウル)の共催で、以下の内容で行われます。皆様のご参加をお待ちしております!

 

翻訳初心者のためのワークショップ
「翻訳スキル -あなたならどう訳す?-」

 

「映画やドラマ、小説の翻訳ってどうやってするんだろう…」「翻訳に特別なスキルは必要?」「いい翻訳、悪い翻訳ってあるの?」、こんな疑問を持ったことはありませんか。このワークショップでは、翻訳の基礎(翻訳の種類、字幕の翻訳のルール、翻訳のテクニックなど)を楽しく学びます。また、字幕の翻訳にもチャレンジします! 今まで何気なく目にしていた翻訳の奥深さを、いっしょに感じてみませんか。

 

<講師> 信岡麻理 先生(国際交流基金ソウル日本文化センター)

 

●日  時:2022年6月18日(土曜日)14:00~16:00 *韓国時間

●受講方法:オンライン<zoom> 

●定  員:先着50名 *釜山日本語教師会の会員、韓国在住の方を優先します

●参加費 :無料

●使用言語:日本語

●対  象:日本語学習者および日本語教師   

●日本語レベル:B2/C1以上<中上級以上> *日本語ネイティブの方も参加できます

●締め切り:2021年6月15日(水曜日) *定員に達したため受付を終了いたしました(5/31 17:05)

●申込み方法:こちらのフォームから https://bit.ly/39CFC5o

*前日までにzoom URLをお送りします

 

<参加の条件とお願い> 

・ワークショップ中はビデオとマイクをONにしてください

 *ハウリング防止のため、ヘッドセット・イヤホンの使用をお勧めします

・ワークショップの中にグループに分かれての活動があります。グループワークにも必ず参加ください

 

<必ずご確認ください>

ワークショップの様子を写真撮影させていただきます。写真は広報目的で国際交流基金のウェブサイト等に掲載させていただく場合がありますのでご了承ください。

6月度例会担当
藤田(元JFソウル)・諏訪(釜山外国語大学)

新緑のすがすがしい5月。

夏がそこまで来ているかのように、ちらほらと暑さを感じる今日この頃ですが、

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

COVID-19の影響で、オンライン授業を余儀なくされ、色んな苦労をしてきました。

釜山日本語教師会もみんなでアイデアを共有しあいながら、何とか乗り越えてきました。

韓国では、コロナ対策が緩和し、大学では全面対面授業をする学校も多くなりました。

釜山日本語教師会も今月、この緩和にともなって対面で動いてみることにしました。

 

そこで5月の例会では、「みんなで釜山を楽しもう」ということで、釜山日本語教師会の拠点である釜山で、久しぶりに集まってみようと思います。

2年ぶりに開催される海雲台の「サンドフェスティバル(砂祭り)」を体験しに行く予定です。お時間のある方、興味のある方はぜひぜひ参加してください。

 

オンラインで参加してくださる皆様には、釜山の風景をお届けしたいと思います。

本来ならば、みんなで一緒にしたいところですが、今回は一部をオンラインでシェアし、みなさんと共有しようと思います。

 

日時:2022年 5月21日 土曜日 PM2:00~

集合場所:地下鉄2号線 海雲台駅 7番出口

 

<当日の予定>

2:00 

海雲台駅集合 

 

2:05~3:30

日本語学習に使えるゲーム体験「本物はどれ?」「連想ゲーム」

会場: TISインターナショナルスクール


3:40~5:00

海雲台「サンドフェスティバル(砂祭り)」

 

5:30~

食事会(メニューは当日のお楽しみ!)

 

※ お食事代は参加された方の負担となります。

※ オンラインでのゲーム参加を希望される方も、その旨、申し込みフォームにご記入ください。    

  ZOOMをつないでオンラインで参加していただきます。

 

なお、参加希望の方は下記のフォームよりお申込みください。

https://forms.gle/8VHDrVmoQYhay8Rh9

★ オンラインで参加なさる方には例会前日にメールでZOOMのURLを返信いたします。 

     

釜山日本語教師会 5月度 例会担当 吹上、小出、畑佐

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お問い合わせメール:busanjapanese@gmail.com

ブログ:https://ameblo.jp/buja/

フェイスブック:https://www.facebook.com/busan.japanese.teachers/

2022年度、第2回目の例会が4月17日(日)の午後2時からオンラインで開催されました。釜山、日本、カナダ、タイ、中国等、世界中から約30名の先生方が参加されました。

 

今回の例会のテーマは、『学習者の○○を高める私の授業実践』で、第一部では○○の部分に入る「コミュニケーション力」、「積極性・自主性」、「思考力・発想力」の3つの目標の実践を3人の先生がご紹介くださいました。

 

一つ目の「コミュニケーション力」については、釜山外国語大学の諏訪昭宏先生が「コンセンサスゲームでコミュニケーション力UP」というテーマで授業での実践例を共有してくださいました。若者の間、言語学上、就活、社会生活、それぞれの場面でいう「コミュニケーション力」とは何かについてお話しいただいた後、コンセンサスゲームをご紹介いただき、その一例として『NASAゲーム』を実践例をご紹介いただきました。

参加された先生方からは、「ゲームの授業構成を知ることができて参考になった」、「直ぐにでも授業に取り入れたい」、「詳しいPPT資料やスピーディーな発表がとても勉強になった」等のご意見が寄せられました。

  

 

二つ目の「積極性・自主性」については、釜慶大学と東義大学で教鞭をとられている小出亜弥先生が「グループ活動での積極的参加を促すひと工夫」と題して、『現代語で学ぶ日本昔話』の授業での実践をご紹介くださいました。グループ活動の際、学生が積極的に取り組めるように、グループ編成、役割分担の付与、グループに貢献した人とその理由の記入等、様々な工夫が取り入れられており、学期末アンケートでは学生からも大変好評を得ていました。

例会後のアンケートでは、「授業を円滑に進めるための事前準備の大切さを改めて感じた」「授業を通じての学生の変化が楽しみだ」「細やかな指導や工夫が学生の積極性を高めていると分かった」等のご意見が寄せられ、多くの先生方が実践の紹介からその取り組みの効果を感じられたようでした。

 

 

 三つ目の「思考力・発想力」については、東京の早稲田EDU日本語学校の石野良和先生が「協働で学ぶクリティカルリーディングの実践」というテーマで発表してくださいました。舘岡洋子先生の著書『協働で学ぶクリティカルリーディング』の内容を基にグループ活動を構成し、実際に授業で行った課題とそれぞれのグループの回答例をご紹介いただきました。

「クリティカルリーディングの授業への取り入れ方や流れを知ることができた」、「現在の日本語教育や予備校の現状を知ることができた」「読解について改めて考える機会となった」等、たくさんの感想が寄せられました。

 

第二部では、第一部のテーマ別に各自が関心のあるルームに参加し、意見交換を行いました。海外で日本語教師として活動する中で同じ悩みを抱えている先生同士が意見を交わし、様々なアイデアや実践を共有することができ大変有意義な時間となりました。