2022年度、第2回目の例会が4月17日(日)の午後2時からオンラインで開催されました。釜山、日本、カナダ、タイ、中国等、世界中から約30名の先生方が参加されました。
今回の例会のテーマは、『学習者の○○を高める私の授業実践』で、第一部では○○の部分に入る「コミュニケーション力」、「積極性・自主性」、「思考力・発想力」の3つの目標の実践を3人の先生がご紹介くださいました。
一つ目の「コミュニケーション力」については、釜山外国語大学の諏訪昭宏先生が「コンセンサスゲームでコミュニケーション力UP」というテーマで授業での実践例を共有してくださいました。若者の間、言語学上、就活、社会生活、それぞれの場面でいう「コミュニケーション力」とは何かについてお話しいただいた後、コンセンサスゲームをご紹介いただき、その一例として『NASAゲーム』を実践例をご紹介いただきました。
参加された先生方からは、「ゲームの授業構成を知ることができて参考になった」、「直ぐにでも授業に取り入れたい」、「詳しいPPT資料やスピーディーな発表がとても勉強になった」等のご意見が寄せられました。
二つ目の「積極性・自主性」については、釜慶大学と東義大学で教鞭をとられている小出亜弥先生が「グループ活動での積極的参加を促すひと工夫」と題して、『現代語で学ぶ日本昔話』の授業での実践をご紹介くださいました。グループ活動の際、学生が積極的に取り組めるように、グループ編成、役割分担の付与、グループに貢献した人とその理由の記入等、様々な工夫が取り入れられており、学期末アンケートでは学生からも大変好評を得ていました。
例会後のアンケートでは、「授業を円滑に進めるための事前準備の大切さを改めて感じた」「授業を通じての学生の変化が楽しみだ」「細やかな指導や工夫が学生の積極性を高めていると分かった」等のご意見が寄せられ、多くの先生方が実践の紹介からその取り組みの効果を感じられたようでした。
三つ目の「思考力・発想力」については、東京の早稲田EDU日本語学校の石野良和先生が「協働で学ぶクリティカルリーディングの実践」というテーマで発表してくださいました。舘岡洋子先生の著書『協働で学ぶクリティカルリーディング』の内容を基にグループ活動を構成し、実際に授業で行った課題とそれぞれのグループの回答例をご紹介いただきました。
「クリティカルリーディングの授業への取り入れ方や流れを知ることができた」、「現在の日本語教育や予備校の現状を知ることができた」「読解について改めて考える機会となった」等、たくさんの感想が寄せられました。
第二部では、第一部のテーマ別に各自が関心のあるルームに参加し、意見交換を行いました。海外で日本語教師として活動する中で同じ悩みを抱えている先生同士が意見を交わし、様々なアイデアや実践を共有することができ大変有意義な時間となりました。



