うつくしいもの

わたしみづからのなかでもいい
わたしの外の せかいでも いい
どこにか 「ほんとうに 美しいもの」は ないのか
それが 敵であつても かまわない
及びがたくても よい
ただ 在るといふことが 分りさへすれば、
ああ ひさしくも これを追ふにつかれたこころ

(八木重吉『秋の瞳』より)

Something That Is Beautiful by Jukichi Yagi

Within myself or in the world without me
Is there something that is truly beautiful
Even in an enemy, it is fine
Even beyond my reach, it is fine
If I can only know there is
My heart is weary from pursuing it for long

(from “Aki-no-hitomi-The Eye Of Autumn"
Translation: Meiko Hayashi)
「『想定外』という言葉を毎日目にしている。
 想定とは、ある一定の状況や条件を、想像によって定めることを云うのだと思うが、
 この場合、科学者の想像によって定められている。津波の大きさ然り、それに対抗
 する原発施設の堅牢さ然り。想像力が不足していれば想定の不確実性は当然であり、
 殊に西暦800年代、清和・陽成天皇朝に三陸を襲った貞観の大津波が、今回の津波
 の上を行っていたことが古文書にきちんと記されているのに、それを見落としたの
 か知らなかったのか、少なくとも想定に入っていなかったのは、科学者の不勉強、
 または怠惰とそしられても弁解の余地がないところだろう。」 
(p17『人に問う』倉本聰、双葉者、2013)

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「『あるがままのある』が否定道をたどって、またもとのところに還る様態に日本的なるものがある。これを日本的霊性の超出と言う。それは何かと言うに、絶対者の絶対愛を見付けたことである。この絶対愛は、その対象に向かってなんらかの相対的条件を附さないで、それをそのままにあるがままの姿で、取り入れるというところに、日本的霊性の直覚がある。」(pp125-126,『日本的霊性』鈴木大拙)

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