「『想定外』という言葉を毎日目にしている。
 想定とは、ある一定の状況や条件を、想像によって定めることを云うのだと思うが、
 この場合、科学者の想像によって定められている。津波の大きさ然り、それに対抗
 する原発施設の堅牢さ然り。想像力が不足していれば想定の不確実性は当然であり、
 殊に西暦800年代、清和・陽成天皇朝に三陸を襲った貞観の大津波が、今回の津波
 の上を行っていたことが古文書にきちんと記されているのに、それを見落としたの
 か知らなかったのか、少なくとも想定に入っていなかったのは、科学者の不勉強、
 または怠惰とそしられても弁解の余地がないところだろう。」 
(p17『人に問う』倉本聰、双葉者、2013)

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