猿之助さんの義経千本桜 | おひとり様のお気楽生活

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昨年6月
博多座で4代目市川猿之助(亀治郎)・9代目市川中車(香川照之)襲名披露公演を見た私ですが → 博多座 市川猿之助

その時観たのは昼の部のヤマトタケルでした

今回襲名披露公演の最後の地方巡業が大分でも行われることになり、演目が博多座では見なかった

義経千本桜 川連法眼館の場
小栗栖の長兵衛


ということでチケットを取りました


義経千本桜の川連法眼館の場の狐忠信を見たくて見たくて^^





簡単にあらすじ

頼朝と不和になった義経一行は吉野山の河連法眼の館に逗留しています
そこへ家臣の佐藤忠信がやってきます。忠信は平家追討の後、母を看病しに田舎に帰っていましたが、母が死に、自分も病気がやっと治ったのでやってきたのです

しかし忠信は以前義経たちの前に現われており、義経は静御前を預けていたはず。しかし忠信には覚えがありません。

そこへもう一人の忠信が静御前と共にやってきます。どちらが本物の忠信か詮議をするよう言われた静御前は、自分の傍にいた忠信が鼓を打つと現れることから初音の鼓を打ちます

鼓を打つと静御前と共に来た忠信が現われます。
静御前に斬られかかった忠信は実はこの鼓は千年の齢を経た自分の両親(狐)の皮で作られたものだと告白します

子狐は親の傍にいたいがため忠信に化けて、静を守ってきたわけです。
しかし本物の忠信に迷惑がかかったことを申し訳なく思い、何度も何度も鼓を振り返りながら
その場を去っていきます


親兄弟との縁が薄い義経はその子狐の話を聞き心を打たれ、子狐を再度呼び寄せ、狐に源九郎という名を授け、さらに鼓を与えます。源九郎狐は大喜びし、やがて義経を討とうとやってきた吉野山の荒法師たちを不思議な力で蹴散らします。

そして子狐は鼓を手に空を駆けて自分の住む場所へ戻って行くのでした





この演目
凛々しい武士から偽忠信・子狐への早変わり・早変わりからの神出鬼没の登場の仕方、欄干渡り
子狐の所作としゃべり方、アクロバティックな動き(ブレイクダンスのような)
鼓を渡されて喜ぶ子狐の可愛さ

等、見どころが沢山あって本当に面白いんです

さすがに最後のフライングは地方ではありませんのでちょっと木の傍で高くあがる演出ですが
ヤマトタケルでフライングは見てるので満足です


何より子狐の親を慕うお芝居
鼓を受け取ってその鼓を真っ白でふさふさの衣装の胸におしいただく場面では
思わずウルウルです




皆さまも機会がありましたら
是非ご覧になって下さい


竹田市の老舗菓子店がコラボしたお菓子とタオルハンカチ(もちろん今治タオル)






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