「何事も反省して自分を正せ、すべてに正しきを求めなさい」
大沢万治 弓道範士十段
<ロングインタビュー>...
阿波研造範士の教え
正しきを求めて
「阿波研造範士は我々に『的を狙うな』と。
的を狙うと漠然としてしまうんです。
本来の意味は、
『的の芯を狙え、そこだ!というところを狙え』ということ。
的にとらわれてはいけないということです。」
* * *
「何事も反省して自分を正せ、すべてに正しきを求めなさい」
幼少より和漢思想を学び、
二十一歳で弓と出合ってからは、ひとかどの人物たらんと
並々ならぬ精進を続けた阿波研造範士。
この阿波範士に手ほどきを受け、
七〇年以上にわたる弓道人生を歩まれてきたのが
大沢万治十段である。
師の教えを守り、弓を通し、
常に物事の正しき本質を己に求める姿勢、生き方を後進に指導されている大沢師範に、
師への思い、弓への思いをうかがった。
季刊『道』144号(2005春)
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