今日は夏至でしたね。
そんな今日も田んぼ。
午前中用事があったので、作業は12時スタート。
今日の作業は3枚目の田んぼに水が入っていなかったので調整したのと、4枚目の田んぼの稗取り(ヒエ取り)でした。
1枚目(正午)

1枚目(夕方)

3枚目の田んぼの為に取水量を増やしました。
なんか水面がうっすら曇りガラスみたいになってきてるんですよねー。
取水量を増やした後、濁った気がするけど原因が良く分からないので気になってます。
2枚目(正午)

2枚目(夕方)

1枚目の田んぼから水がほとんど来てなかったので水位が低下してましたが、取水量を増やしたら戻りました。
写真で見ると浮草が徐々に広がってます。
土に日光が当たらなくなって雑草が生えにくくなるのでウェルカム(と思う)。
3枚目(正午)

3枚目(夕方)

1、2枚目の田んぼから水が来てなくて、また干上がってました。
水調整、難しいな。
夕方には水が張られた状態に戻りました。
4枚目(正午)

4枚目(夕方)

今日はこの田んぼの稗取りを頑張りました。
夕方の写真を見ると、田んぼの左側の稗がだいぶなくなっているのが写真でも分かって、それなりに自己満足

縦から見るとそんなに雑草がないように見えますが、

横から見ると、

昨年はこの状態で置いておいて大失敗したんですよね。
今は昨年のヒエ野郎の恨みつらみを晴らしております

それにしても稗対策がかなり大変なので、昔は一体どうしていたのか気になってChatGPT に聞いてみました。
質問:
「田んぼの雑草(特に稗)は昔も大変だったと思いますが、農薬が開発されていない時代は、人の手で取ってたのでしょうか?」
ChatGPT 回答:
「昔は今のような除草剤(農薬)はありませんでしたから、田んぼの雑草取り、特に稗(ひえ)の除去はとても大変な作業だったんです。
方法としては:
1. 手取り(抜き取り)
稗は稲とよく似ているので、稲がある程度大きくなって見分けがつく時期(分けつ期以降)に、人が田んぼに入って1本1本手で抜いていました。
これは「稗取り」「草取り」「中耕除草」とも呼ばれ、農家の大事な作業のひとつでした。
2. 中耕除草(鍬や除草具で土を動かす)
苗が活着したあとに、田車(たぐるま)という除草具を押して土を撹拌し、草の芽を埋めてしまう方法。
これにより発芽した雑草の芽が光を受けられず枯れたり腐ったりしました。
3. 水管理
うまく田んぼに水を張り続けたり、逆に乾かしたりして、雑草の発芽をコントロールしていました(これを「水管理除草」といいます)。
特に稗は乾湿のタイミングで発芽しやすいので、水加減はとても重要でした。
4. 苗代での選別
田植え前の苗代(なわしろ)で、稗の芽が出た苗を事前に取り除いてしまう作業も行われていました。
昔は家族総出で草取りをしていたので、稲作の労働の中でも「稗取り」は特に苦労の多い仕事だったそうです。
農薬の普及によって今ではかなり省力化されましたが、有機栽培や自然農法では今でも昔ながらの方法が使われています。」
以上、ChatGPT からの回答終わり。
私が今やってるのは、①田車で中耕除草して、②手取りする、という昔ながらのやり方でした。
当初計画では5月の代かきによる稗対策がうまくいけば6月は暇くらいに思っていましたが、
そうは問屋が卸さなくて、6月の方が忙しいです

あんなに代かきしたにも関わらず、稗っていくらでも生えてくるのね…

と思い知らされている次第。
そんな稗取り(ヒエ取り)について、実際にやりながら考えてみました。
①田車による中耕除草について
このやり方、除草率は50%くらいではないですかね。
理由:
田車は苗がある場所は通れないので、面積的に除草できるのは3/4程度。
田車を押して根っこを切ったり、土中に埋めたりして、きちんと除草できるのは恐らく2/3程度。
ということは、3/4 x 2/3 = 2/4 = 1/2。
⇒つまり50%。
残り50%は別の方策を取らないといけないってことになります。
去年は田車による中耕除草だけでOKとして、その後散々な目にあったんだよなぁ~(遠い目

)
②手取り除草について
時間をかけてやるしかないですが、ほぼ確実に除草できると思っています。
田んぼに入る時期として一番避けたいのは「田植え直後」と「出穂前後」だそうで、田植え後3〜5週間頃の今はお米の苗の根っこがしっかりしていて、除草のやりどき。
【参考】
田車や手取りは「分けつ初期〜中期(田植え後20〜40日)」がベスト。
田植え直後〜活着期 田植えから7〜10日程度
根がまだ張っておらず、踏むと苗が倒れたり抜けたりする。絶対に入らない方がよい。
分けつ初期(活着後) 田植え後10日〜20日頃
活着して根が張ってくるが、まだ柔らかく注意が必要。中耕除草なら軽めに。
盛んな分けつ期〜中期 田植え後3〜5週間頃
根がしっかりしてきて、必要なら手取り除草が可能。ここが草取り適期。
穂ばらみ期以降 出穂20〜30日前頃
田んぼに入ると稲体を傷めやすい(穂の形成に影響する)ため、できるだけ控える。
確かに手で取っていると、お米は根っこがしっかりしていて、ヒエはまだ根っこがしっかりしていないので、指先の力加減で「今指で摘まんでいるのはお米か稗か」が判断しやすいです。
今が頑張り時と思ってやるしかないなっ

それにしても、手取り除草するんだったら田車による中耕除草はいらないのでは?とも思ったりしてます。
③最悪ケース
去年はまるで稗を育てているかのような田んぼになってしまいました。
ここまでの状態になった場合は田んぼ全体を諦めて、稗の実が出来る前に全部借り倒してしまった方が翌年の稗被害が少なくなると思われます。
なんかいろいろ考えていたら、本日のブログ、長くなってしまいました。
無農薬農法、マジで大変ですわ

明日も田んぼに行きます
