私が36歳の時に婚活サイトで出会った人のお話を書いています![]()
飲みに行った帰り、彼から映画に誘われました。
それってデートじゃん![]()
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もうウッキウキで
ひょっとしたらひょっとしちゃうかも
と、映画の前の日にも温泉とエステにも行きました
♨️
年下の彼に少しでも綺麗と思われたい
そんな女心です![]()
映画は観たい映画を探しておいてと言われていたので、私的セレクトで甘さも涙もないサスペンススリラーを観に行きましたが、彼は面白かったと言っていたし、私も面白かったから大満足です![]()
まだまだ、ぎこちなさの残る私達でしたが、
「先に決めてしまわないと、他の予定が入ってしまうから」
と彼に言われて、次の約束だけでなく、その次、その次までスケジュールが埋まって行きました。
でも、喜ぶのはまだまだ早い。そう思っていました。
出会いサイトで知り合った関係なのだから、普通に出会う以上の慎重さが必要だろうと。彼に惹かれていくのを自覚しながらも、傷つきたくない、騙されたくないという思いが強すぎて、自分を制御していました。
ある日、彼から電話があったのです。
メッセージ交換をケータイに移行してから、毎日のように連絡を取り合っていましたが、電話が架かって来るのは初めてでビックリでした。
「も、もしもし? どうしたの?
」
「いま何してる?」
「仕事を終えて、家に向かって歩いてるところだよ。なあに? 酔ってるの?」
「声が聴きたくて」
そう言われて、胸がキュウゥゥとしたのを覚えています。尖ったナイフみたいな彼が、いつになく甘えた声で言うので、私の顔はニヤニヤニヤニヤしっぱなしだったと思います。
「これからも、たまに電話していいかな」
「うん。いいよ、架けたい時にいつでも架けて」
彼も彼で、この距離を測っているように思いました。だけど、彼が私のことをどう思っているのか、探るに探れない臆病者な私がそこにいました。
少しでも近づけているといいなあ……。
私は今日一日の彼の出来事をケータイ越しに聞きながら、深く深く願っていました。
つづく
