【65】キュービック健在 | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

過日、4か月ぶりに伊香保温泉へ。


伊香保と言っても、目当てはお風呂よりもバスと酒。(なので、このページと次のページにはバスの話しか出てきません。あしからず)


まずは前回いとこと乗ることのできた関越交通のいすゞキュービックが健在かを確かめようと渋川駅前に立つ。


ちなみに前回のお話はこちら。

今回最初にコンタクトした関越交通バスは、この車両。

残念ながらキュービックではなかったが、同じV8エンジン(8PE1) を積んでいるクルマなのでとりあえず乗り込み、最後部席に陣取る。

上野からの特急「草津・四万3号」から接続を受けたせいか、一旦は満席になるが、トイレに行っているツレがなかなか来ないと騒いでいる中年グループが降りたため、いくつか空席を残して発車。

バスは駅前から延びる市役所通りの坂道をV8サウンドを響かせながら登っていく。

途中、平沢川沿いに色とりどりのあじさいが咲き並んでいて、停車ボタンに指が伸びかけるが、まずはキュービックの生存確認が優先なので、そのまま乗り続ける。

もし、伊香保榛名口までにキュービックとすれ違わなければ、温泉に浸かってから渋川で17時スタートの飲み会に向かおうと思いながら、一緒に呑む予定の先輩にメッセージを送るべくスマホの画面に目を落としていると、視界の右端をオレンジ色の物体が通り過ぎる。

慌てて振り返りリアガラス越しに確認すると、キュービック3080号車が渋川駅行きとして坂道を降りていくのが見える。

スマホで調べると、次の渋川駅行きに乗れば、伊香保榛名口行きに入るキュービックに渋川駅から乗ることができることが分かった。

ネットで公開されている関越交通バスの時刻表にはダイヤ番号が記されているので、車両の動きを把握しやすくてありがたい。

次の渋川駅行きには、今乗車中のバスで伊香保バスターミナルまで行っても間に合うので、きつくなる勾配に挑むV8エンジンのサウンドと振動をじっくり楽しむ。

伊香保温泉バスターミナルに着き、すぐ前に停まっている渋川駅行きに乗り替えると、間もなく発車。

今回は何の変哲もない中型バスだが、このあとキュービックに乗ることができると分かっているので心は軽い。

渋川駅に着き、キュービックの発車まで25分あるので、夜に一杯傾ける予定の「地酒屋 ぽん」さんにて時間調整がてら持参の酒をお渡しして、リュックを軽くする。

身も心も軽く駅前に戻ると、予定通りキュービックがやってきた。
(つづく)