【8】稲葉酒造さん初訪問 | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

(【7】からのつづき) 

筑波山口から坂道を登って7~8分で、今年5蔵目の酒蔵訪問となる稲葉酒造さんに到着。

「男女川(みなのがわ)」「すてら」「神仙」などを醸すこちらの酒蔵さんは、2年ほど前に筑波山のロープウェイ&ケーブルカーを楽しんだ帰りに立ち寄ることができずに臍をかんで以来、訪れたいと思い続けていた。


2年前に未練を残した時の話はこちら。

販売スペースに入ると、数々の酒が並んでおり、目移りすることこの上なし。


3種類の生酒を試飲できるとのことで、作業服姿の蔵人さんらしき方にお願いすると、隣の飲食スペースに案内され、私と同じタイミングで入店した初老男性と2人分の試飲セットを用意して下さる。


まずは真ん中の「男女川 本生しぼりたて 純米吟醸」、水を挟んでから左の「男女川 純米吟醸生 春のかすみ酒」、さらに水でリセットした後に「すてら 本生純米大吟醸 1号あらばしり」をいただく。

本生しぼりたては、しっかりした旨みがあり、まっすぐな酒。春のかすみ酒はほんのり甘めでありながら、本生しぼりたてで感じたのに似た味の芯も伴っている。

すてらは米の甘味風味がダイレクトに感じられつつ、日本酒のどっしり感とのバランスもよく、ゆっくり味わいたい。

試飲を終え販売スペースに戻り、先ほどの男性に生酒の持ち歩きについて聞くと、「保冷剤をお付けしても2時間ほど」とのことで、先ほどの試飲で目星を付けた「すてら 本生純米大吟醸 1号あらばしり」をあきらめ、ラベルに小さい文字で「蔵元限定」と記されたこちらを購入。
私の四合瓶購入基準の2000円を大きく上回る3630円(税込み)だが、贈答用のキープが品薄なのでちょうどいい。

訪れたかった酒蔵さんでの試飲と蔵元限定酒ゲットを果たすことができ、足取り軽やかに筑波山口への坂道を下った。
(つづく)