【1】スタンプ捺して小山を目指す | 酔いどれパパのブログ

酔いどれパパのブログ

「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

茨城・栃木の県境に近い下館駅に、日曜朝集合の交通系イベントに呼ばれた。


下館に朝到着するには、多摩地区の自宅から向かおうとすると早起きの必要があり、週末はできるだけ目覚まし時計をかけず体を休ませたい身としては悩むところだが、誘って下さった先輩のイベントは何度か続けて断ってしまっているので、そろそろ顔を出したい。


さて、どうしたものかと悩んでいると、先輩から「前乗り組で合宿するけど、どう?」とお誘いをいただき、その手があったかと合宿は断りつつスマホをいじると、下館まで電車で20分の小山駅前のホテルがいくつかお手頃価格で出てきたので、即予約。


幸い前日の土曜日には終日予定が入っていないので、ゆっくり起きて寄り道しながら移動して、夜までに小山に入ればいい。


さて、道中はどこに寄ろうかと考えていると、「小山」のキーワードにスタンパー心が反応。そういえば、3月4日まで実施中の「スーパートレインスタンプラリー」の最北駅が小山ではなかったか。


そう思って調べてみると、東京駅を昼過ぎに出ても、千葉・茨城・栃木の未押印駅を巡って、20時には小山に着くことができると分かった。


スーパートレインスタンプラリーでは、小山や土浦が対象駅となっているのでコンプリートを目指してはいなかったが、それらの駅を巡ることができるなら達成も不可能ではない。


小山泊はスタンプラリー期間中最後の週末なので、その前の3連休に小田原や熊谷など他の“隅っこ駅”をつぶしておいた話は以前に記した。 

そして迎えた小山泊前日、最初に捺すべき駅を千葉県の蘇我駅に定め、東京駅13時発の特急に間に合うように家を出ようと決めて床に就いた。


朝、目が覚めると7時を少し過ぎた頃で、2日ほど前から千葉県東方沖を震源とする地震が続いていたことを踏まえ、途中で列車が止まることを想定して予定より2時間早く家を出た。


東京駅を10時47分発の京葉線快速で蘇我11時30分着。ここで、この日初めてのスタンプを捺し、次に乗る千葉行きの発車まで駅周辺をぶらぶら。


サッカーチームジェフ千葉のホームグランド最寄り駅であることから、ジェフ関連の塗装やオブジェ、ポスターであふれており、今日は昼に試合があるのか、サポーターらしき人びとがフクダ電子アリーナのある海方面に歩いていく。


蘇我11時49分発千葉行きに2駅乗車し、約5分の待ち合わせで千葉12時ちょうど発の成田空港行きに乗り継ぐ。


この列車は、逗子から横須賀・総武快速線を東進して成田空港まで走る快速列車で、グリーン車2両を含む15両編成の車内は前から3両目の座席が8割埋まるほどの乗り具合。


空港までの利用者が多いのかと思いきや、途中の四街道、物井、佐倉とコンスタントに客が降りていき、成田到着前には空いた座席が8割ほどになっていた。


千葉から約30分で成田に着き、改札を出るとスタンプ台の前に10人ほどの列ができている。


東京23区内のように電車の本数が多い駅ではラリー参加者が分散して訪れるが、成田ぐらいまで来ると列車の到着とともにスタンプ台に列が延びることは想定していた。


次に乗る成田線の発車までは15分あったので問題なく間に合い、座席の3割ほどの客を乗せた我孫子行き車内でのんびり過ごす。


成田線の成田~我孫子間(我孫子支線)は単線ながら、日中でも30分ごとに運転され2本に1本は常磐快速線に直通して上野や品川まで行く。


下総松崎(しもうさまんざき)、安食(あじき)、木下(きおろし)など、珍しい読み方の駅が続く一方で、田園地帯が主体の沿線風景は単調で、線路の脇に家が建て込んでくると駅が現れ2~3駅ごとに成田行きとすれ違うというパターンを繰り返す。


我孫子が近づくにつれ乗客が増え、成田から約40分で我孫子到着。


もうすぐ14時半にもかかわらず腹はあまり減っていないが、我孫子駅名物でランチにすることにした。

(つづく)