栄でバス見て一杯やって | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

過日、名古屋で一杯。


栄のホテルに荷物を置いて、夜の繁華街を錦までブラブラ。


その途上でこんなバスを発見。

三重交通の近距離高速バスに使用されている2004年式日野セレガR。

ボディは背の低いFSタイプでフロント2枚窓、リアのエアスポイラーもない廉価版だが、エンジンは20リッター超えのV型8気筒で、出力は国産量産バス最高クラスの430馬力を誇る。
そんな古豪バスが三大都市の中心で信号待ちをしている名古屋の街は素敵だなぁ、などと思っているのは私だけで、周囲は夜のお店の呼び込みや、一杯やったグループの騒ぎ声が賑やか。
信号が変わり、街の喧騒を蹴散らすようにV8サウンドを轟かせて栄の交差点から飛び出していくセレガRを見送ると、もうお腹いっぱい、とはならず目的の店を目指す。
昨年5月以来となる大甚錦店。夜の街を歩いて体が冷えたので、刺身やどて煮、おしんこで熱燗(例によって食べかけでスミマセン)。
この店を教えてくれた飲み仲間を誘ってみたものの、当日だったせいか返信はなく、もしかしたら何かおめでたい理由で来られないのかなぁ、なんて勝手な想像を巡らせながら熱燗を啜る(単にスルーされただけなら、おめでたいのは私の方)。

ちなみに前回の模様はこちら。 

その後、みそのかかった名古屋仕様のおでんを食べてお会計。

ほろ酔いで栄の街を歩くと知らなかった店も多く、特に「東京おでんラブストーリー」なる看板には心惹かれたが、先ほどおでんを食べたばかりなので、今回は入り口に並べられたレコードジャケットを眺めるにとどめる。

大甚でどて煮とおでんを味わって口の中が味噌テイストに仕上がったので、爽やかな飲み物が欲しくなりこちらに入店。
店内は、地元サラリーマン集団や外国人グループなどで活気に溢れており、尾張弁と英語とナッツをミックスで楽しみながら、ハイボールを2杯吞んで名古屋の夜を締めくくった。
※後日、都内某所で「東京おでんラブストーリー」を発見したので入店してみたところ、店内にはおでん屋台風のテーブルが数卓あり、客が好きなおでん種を自分で皿に盛って食べた数を伝票に書き込む自己申告スタイル。

天狗舞で大根や椎茸のおでんを楽しんだが、店名は相席を通じた出会いを提供するという意味なのか、初見の客同士が男女交えて活発に語り合っており、くたびれたコートを羽織って日本酒を傾ける中年おじさんには少し肩身が狭かった。