源頼朝はなぜ偉いのか? | 本当の日本の歴史と、日本人を知って、自信を持つ日本人になるためのブログ

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日本の若者に、我々の先祖は、今を築いた立派な人達であることを理解してもらい、未来を切り開く自信を持ってもらうためのブログです。

閉塞した現代日本社会を打開するためにも、日本人としての自信を取り戻す必要があると考えており、そのための分析も試みています。

武士の起こりは、自衛のために武装した農民達で、


何故ゆえこんなものが発生したかというと、


国家が、つまりは平安貴族達が、軍隊や警察を廃止してしまったからだ。



現代日本人と同じく、平和ボケした平安貴族達は、


「軍隊や警察など武装した集団は、


人殺しを目的とした穢れた組織だからなくしてしまえ。」


そう認識しなくしてしまったのである。


そして、貴族のやっていることは、


平和を祈ったり、歌を詠んだりばかりで、


現実的な政治をしなくなったということなのである。



国家が守ってくれないとなれば、


自分達の農地を守り、収穫を守るためには


自衛するしかないから、農民は自身で武装し始めた。



その結果、武装農民としての武士の台頭をまねいた。



現実的に人に命令を下し、行動を強制するためには、


武力が必要だから、天皇は武士の棟梁手なずけるために、


右大臣という地位を与え、なんとかコントロールしていた。



つまり、平安時代末期は、


実質的政治権力は武士の棟梁が握っており、


天皇の権威でなんとかコントロールしている状態。


平家は、完全にこれ。


でこれ、既存の貴族からは、


「あいつは、武力にもの言わせて好きなようにしているが、出自は卑しい身分の者だ。」


と認識しているし、武士のほうは武士のほうで、


「あいつは俺達のお陰で偉くなったのに、


偉くなったら貴族気取りで、俺達のことは何も考えてくれない。」


と考えているわけだ。



平安時代末期は、


権力と権威が分離した矛盾に満ちた社会になっていたわけだ。



源頼朝は父親が平家との政争破れたために、


伊豆に罪人として流された人で、


その地で関東に住む武士、農民の不満を知ることが出来たわけだ。


それは、こういうことだ。


先に、これ で述べたように墾田永年私財法で公地公民制が崩れて、


日本は私有財産制に移行したと言ったけど、


これにはちょっと舌足らずなところがあって、


実際に私有が認められていたのは、貴族だげってことだ。


だから、農民達は、節税を目的に自分達の田畑を貴族に預ける形式を採った。


これを寄進と言い、預けられた農地を荘園と言った。



だから、実際に田畑を耕している、武士農民には、


相変わらず自分の物にならなかったわけだ。


そこで、源頼朝は、その不満を汲み取った政治体制に


日本を変革することを思いついたと言うことなのだ。



「奢る平家も久しからず」と言うけれど、


あれほど権勢を誇った平家が、いとも簡単に滅んだのは、


源の義正(幼名牛若丸)の戦争が上手だったという要因も大きいけれど、


実際に力を持つ武士の不満を汲み取り、


世論を味方に出来たことか最大の理由なのである。



つまり、鎌倉幕府の成立を持って、


律令国家体制は完全に崩壊し、


日本は実際に田畑を耕す武士及び農民が自身で農地を管理する


封建主義体制に移行したのである。



この体制は、


農民がその農地を所有するのを保証するのが武士の棟梁であり、


武士の棟梁がそこを支配するのを保証するのが大名であり、


大名がそこを支配するのを保証するのが幕府の将軍である。



つまり、土地の所有を保証してくれる人の家来になるという政治体制である。


この封建主義体制は、


アメリカやカナダのような先進国の植民地から独立して先進国になった国を別にして、


現在ある先進国の共通する特長なのである。


つまり、現在の先進国は土地を共有する人々が互いに協力し、


自分の農地を愛する人が村を愛し、


村を愛する人が国を愛し

(ここでは江戸時代の国の意味なので、今の感覚で言えば県だ)、


それを広げる形で国を愛する人々が


一致団結して頑張れた国なのである。



この私有財産制のもと、


相互に仲間意識を持ち一致団結出来る人々が、


主任、課長、部長、社長からなる


封建主義そっくりの株式会社を立ち上げ、


産業革命を成し遂げることで、


資本主義に移行したのが現在の先進国なのである。


つまり、日本が現在先進国としてあるのは、


その前段として封建主義体制国家だったからであり、


この国家体制を考案したのが、


源頼朝なのである。



だから、源頼朝は偉いのである。




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