英国の大学受験情報満載で、その情報収集力にいつも尊敬申し上げている鉄火のマキさんのブログで、日本在住日本人(^_^)としては、
これは見過ごせないぞーっ!という記事に出会いました。
名古屋大学への外国人・帰国子女の入りやすさに唖然
(引用開始)ロンドンの補習校に、早慶・名大・九大・東北などの有名大学からリクルーターがやってきたという話を耳にしました。日本からリクルーターがはるばるやってきたというのにも驚きましたが、英語で講義が行われる国際コースなので今までの帰国子女選抜にはあった日本語力を問うようなことがありません。日本の大学側には世界中から優秀な学生を集めるため英語での講義を増やすことが念頭にあるらしく、実践的英語のできる日本人学生がより求められるようになっているのだと考えられます。(引用終わり)
これは文部科学省の支援するグローバル30
という事業の一つの現れです。
(Wikipediaより)
国際化拠点整備事業(グローバル30)は、日本の国公私立大学を対象とした文部科学省が実施する支援事業のひとつ。
世界的な人材獲得競争が激化するなか、日本の大学の『国際競争力』を高め、魅力的な教育内容を提供することで、『能力の高い留学生』を世界中から日本に集め、外国人留学生と日本人学生が「切磋琢磨」する環境を、日本国内に設けることで、『国際的に活躍できる人材の養成』を実現することを目的とする。こうした、質の高い大学教育・充実した留学生の受入れ体制を提供する大学の取組みのうち、特に優れたものを審査の結果、選定・採択し、国際化拠点の形成に向けて、国が支援する事業。
(引用開始)この「グローバル30」は、日本政府が補助金を出し日本の大学への留学生を30万人に増やそうという計画で、現在日本の大学国際化の拠点として以下の13大学が選ばれています。「東北大学、筑波大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、早稲田大学、同志社大学、立命館大学」
これらの大学は補助金を受け取る代わりに英語で講義の国際学部を立ち上げ、留学生の日本語や生活・就活までもサポートしてくれるのだそう。さらに大学側には、日本人国内生枠を減らしてまで留学生比率を10%~20%に増やすことがノルマとして求められているらしいのです。(引用終わり)
そこで、彼女は記事で名古屋大学国際プログラムの募集要項を取り上げ、その要求レベルの低さを指摘されています。この国際バカロレア試験スコアだと、入れるイギリスの大学は中の下~下位の大学で、英語力も中卒の平均以下のレベルなのだそうです。
日本の有名国立大学が、海外から見てこんな三流レベルの学生を集めているのかと思うと暗澹たる気持ちになる、税金の無駄遣いにはならないのか・・・と心配してくださっています。
海外からの視点で見た、とても貴重なご意見です。
「日本の大学は変わらなければいけない」と、多くの日本人は危機感を持っているとは思います。その取り組みとしてのグローバル30なのしょうが、こういう側面もあるということを、納税者である私たちは知っておいた方が良いでしょう。
私は、個人的に、大学は、入りやすさよりも、卒業しやすさの方が問題だと思っています。(大学に入ってから伸びる場合もあるからです)日本の上位の大学は、競争試験で入るのがやたら難しいわりには、単位修得がそれほど難しくなかったりしますよね。(競争試験対策の教育費がかさみ塾産業が儲かるという困った社会構造です)
英国の一流大学を卒業後、日本で働いているイギリス人の知人の話だと、学部の同じ学科に70人入学、卒業できたのは20人、その学科関連の仕事につけたのは、たったの2人で、彼はその1人なんだそうです。
これは、ほんの一例ですが、(それに学部が文系なので、理系の場合はここまで厳しくないかもしれませんが)
大学の教育レベルを落とさないようにする(そして、さらに上げる)ためには、こういう厳しさも必要なのかもしれませんね。
また、
このグローバル30で設置されるコースは、大学院が多く、ハードルが低い印象を受けるのは、そのせいかな?とも感じました。大学院は、ここで何をどのように研究したいか具体的にアピールできて、論文を書く力があると認められさえすれば、世界中どこの大学でも、一般的に学部よりも入りやすいのではないでしょうか。
グローバル30
これは税金の無駄遣いでしょうか?
みなさん、どう思われますか?
今後のやり方次第かなぁ・・・と私は思っていますが。
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