ディナーはグランド・ハイアット東京のフレンチで | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

6月のこと、彼女と六本木の「グランド・ハイアット東京」のフレンチ・レストラン、『フレンチ・キッチン』で過ごす素敵な夜の続き。

 

今夜のディナーは、セミビュッフェ。

アントレとデセールをこのテーブルから選ぶ。

 

テーブル上が一挙に賑やかに。

 

ローストポークサラダ、グリビッシュ・ソース。

チキンの低温調理とアボカドのサラダ、キャロット・ドレッシング。

シラスとポロ葱のピサラディエール。

パテ・ド・カンパーニュ。

 

たけのこ、ほうれん草、ベーコンのキッシュ。

 

春野菜のサラダ、フレンチ・ドレッシング。

 

厨房からシーフードが届く。

ブランダード、スモークサーモン、ムール貝とアサリ、鰹のカルパッチョ。

 

フィセルが届く。

ここではフランスと同じく、パンはリベイクせずに出される。

 

スープも厨房から。

ジャガイモの暖かいポタージュスープが濃厚で美味い。

 

飲んでいるのは、チリ最高のワインメーカー、コンチャ・イ・トロが手掛けるワイナリー、マイカス・デル・リマリが造る、エスパス・オブ・リマリ、ブリュット、スペシャル・エディション。

あっという間に一本を飲み干し、二本目を抜栓。

 

以前、ホテルの副支配人の高木さんとお話しした時に、最近は客の入りが多い日と少ない日が極端に分かれると言われていたが、今夜は少ない日のようで、私たちを入れて四組だけ。

前回は多くのテーブルが埋まっていたので、差が激しいことを実感する。

 

メイン料理が届く。

6種類の料理から選ぶことが出来るが、二人とも同じものを選択。

 

オーストラリア産サーロインのローストビーフ、わさびソース、ホワイトアスパラガスのベニエ、ポテトピューレ。

前回は課金して国産牛のローストビーフにしたが、サシが強くて胸につかえたので、今回はサシがない肉を選んだ。

今の歳になると、サシが入った肉より赤身の方が好み。

ホワイトアスパラガスのベニエも美味い。

 

肉料理には赤ワイン。

欧州最大規模の生産者、カステル社がラングドックで造る、レゾルム・ド・カンブラス、カベルネ・ソーヴィニヨン、キュヴェ・レゼルヴ、2024年。

 

セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン95%、カベルネ・フラン5%。

たっぷり二杯を飲む。

 

食事の〆はデセール。

再びビュッフェ・テーブルに取りに行く。

これはチェリータルト。

近くにはアメリカンチェリーも置かれている。

 

左は、抹茶クレームブリュレ。

右は、ストロベリーショートケーキ。

 

ピスタチオ&チェリームース。

 

ピスタチオ・パリブレスト。

パリブレストは1891年に第一回大会が開催された”パリ・ブレスト・パリ自転車レース”を記念して生まれたスイーツで、車輪を模したリング状のスイーツ。

これは私の大好物。

 

全種類盛り込む。

どれも美味い。

パリブレストをお代わりするつもりだったが、もうお腹はいっぱい。

 

デセールのお供にも、スパークリングワイン。

二本目を飲み干してしまう。

 

「よろしければアイスクリームをお持ちします」との甘い誘惑。

チョコレート、ラズベリー、バニラの三種類。

 

食後は熱いコーヒーでまったり。

今夜の料理も美味しく、満足のディナーだった。

 

席を立つと、長いアプローチを通り出口に向かう。

左右のテーブルにも客の姿はない。

 

彼女がお化粧室で身繕いの間、レセプション前の椅子に腰かけて待つ。

 

ロバート・クオのエスカルゴは、今にも動き出しそう。

 

一階に降り、帰途に就く。

 

「六本木ヒルズ」の66プラザに出ると、「麻布台ヒルズ」の森JPタワーと東京タワーが明るく輝いている。

 

雨が降り始めている。

台風が近づいているのだ。

森タワーは輝いているが、足元に人の姿は無い。

 

メトロハットから帰途に就く。

彼女と過ごす六本木の夜は素敵に更けていきました。