5月のこと、毎年恒例の高知酒蔵巡りの旅の続き。
メンバーは、高知のかずみさん、そして訪問者は、しづちゃん、mayuさん、京さん、えみさん、私。
土佐市の亀泉酒造での素晴らしい試飲会の続き。
休日出社して対応してくださっているのは、西原(さいばら)社長。
九種類目の酒が出される。
CEL-24の純米大吟醸原酒の、たちはるか、愛山、山田錦の飲み比べの次は、CEL-24の純米吟醸 原酒 うすにごり 生酒。
この酒を飲むのは初めて。
使用酵母はCEL-24、使用米は広島県産八反錦、精米歩合は50%。
日本酒度が-13のうすにごりなのだが、活き活きとした酸を持つためか、不思議と甘さを感じない。
ぐいぐい飲めてしまう美味い酒だ。
CEL-24は発酵力が弱く、発酵槽ごとに出来上がりに差がある。
従い、アルコール度数、日本酒度、酸度、アミノ酸の量を記した酒のラベルは、醸造毎に異なっている。
棚には、過去に出荷されたCEL-24のラベルが数多く保管されている。
試飲はとうとう十種類目と十一種類目。
純米大吟醸 原酒 亀の尾の、1年熟成と2年熟成の飲み比べ。
希少な酒造好適米、亀の尾を用いた酒を醸しているのは、高知では亀泉だけなのでは。
使用酵母はCEL-19とA-14。
カプロン酸エチル系と酢酸イソアミル系の両方の酵母が使われている。
CEL-24で醸した酒のアルコール度数が14%だったのに対し、この酒は16.5%と高い。
使用米は亀の尾、精米歩合は50%。

参考までに、主要な高知酵母の一覧表を添付。

今回は無かったが、前回訪問した時には風鳴子と亀の尾の稲穂が置かれていた。
亀の尾の草丈が高いことが良く分かる。
明治時代に山形県で育成された品種で、一度消えていたものを、1980年代に新潟県の久須美酒造が復活させたことで有名。
この話をモデルにしたのが漫画「夏子の酒」で、私も全巻読んでいる。
試飲と言ってもワイングラスにそこそこの量を注いでくれるので、皆さん結構酔い感じになっている。
十二種類目は、初見の酒。
純米大吟醸 碧龍泉(びりゅうせん)。
”碧く澄んだ美しい龍の泉”より生み出される酒としての命名。
甘いメロン香、さらりと端麗な辛口。
”君子の交わりは淡きこと水の如し”といった風情の酒だ。
使用酵母はAC-95、使用米は愛媛県産松山三井、精米歩合は50%。
十三種類目の酒は、純米大吟醸 原酒 宇宙深海酒。
宇宙深海酵母AA-41で醸された酒。
宇宙深海酒については、まるごと高知マガジンの記事をご覧ください。
すっきり爽やかな飲み飽きしない端正な酒。
使用酵母は宇宙深海酵母AA-41、使用米は高知県産風鳴子、精米歩合は50%。
ラベルの下部に描かれた鮟鱇とヒトデの絵が可愛い。
十四種類目の酒は、純米大吟醸 原酒 兵庫山田錦。
最高級の酒造好適米名を前面に出した純米大吟醸。
蜜林檎のような甘い香りを持ち、まろやかな米の旨みを感じることができる。
それでいて後味に甘さが残らない切れの良さは、流石亀泉。
さらりとした端麗辛口で、つくづく美味いと思う。
使用酵母はCEL-19、使用米は兵庫県産山田錦、精米歩合は50%。
十五種類目の酒は、純米大吟醸 原酒 土佐うらら。
これは高知県の新しい酒造好適米、土佐麗で醸された酒。
土佐麗は2018年に風鳴子を改良して開発された酒造好適米。
2019年に初めて酒蔵巡りに高知を訪れた時は、まだ土佐麗で醸された酒は無かった。
使用酵母はAC-95、使用米は高知県産土佐麗、精米歩合は45%。
AC-95は酢酸イソアミルとカプロン酸エチルをバランスよく生成する酵母なのだが、香りはどちらかと言うと酢酸イソアミル系の甘いメロン。
充分な米の旨味を持ちながら、爽やかで上品な飲み口。
土佐麗が出されたところで、西原社長が酒造好適米の系譜について説明してくれる。
十六種類目の酒は、純米大吟醸 原酒 貴賓。
この酒は前回訪問時に気に入り、購入した。
兵庫県産山田錦を40%まで磨き上げ、CEL-19と広島酵母H-21で醸した素晴らしい酒。
気品のある華やかな香り、まろやかな米の旨み、芳醇でありながら切れの良い後味。
十七種類目の酒は販売用ではない。
CEL-24のどぶろく。
王林の香り。
フルーティーだが不思議と甘味を感じない美味い酒だ。
十八種類目の酒は、小夏リキュール。
高知県産の小夏の果汁をたっぷり使った、日本酒ベースのリキュール。
甘酸っぱくて美味い。
更に、生姜と書かれた酒を飲んでいる。
これは生姜リキュールだったのだろうか。
写真の記録はあるが記憶はない。
そして〆に、純米大吟醸 原酒 CEL-24 山田錦をリクエスト。
愛山も好きだが、山田錦はやはり美味い。
酒を搾る槽(ふね)を改造した試飲カウンター上に今日の試飲の酒がずらりと並ぶ。
亀泉のボトルを持って、西原社長と記念撮影。
続いて、西原さんを囲んで記念撮影。
かずみさん、mayuさんに寄り過ぎでは。
私は撮影者。
続いて、かずみさんと私が入れ替わって撮影。
亀泉の酒を蔵元で買いたかったが、残念なことに日曜日でレジを開けられないとのこと。
西原さんにお礼を述べてお別れすると、最後に蔵の前で全員で記念撮影。
撮影は、ハイヤーの運転手さん。
もう皆さん酔いが回ってハイになっている。
友人たちとの楽しい高知の旅は続きます。
かずみさんの記事はこちら。




























