3月のこと、ちぃさんと「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」の『スカイ・ギャラリー・ラウンジ レヴィータ』で過ごす楽しい夜の続き。
フロアマネジャーが案内してくれたのは、このテーブル。
前回と同じ席だ。
ソファーに腰を下ろすと、吹き抜けの高い窓の外に青空が広がる。
3月も後半になり、陽が長くなった。
「お久し振りです。今夜もシャンドンでよろしいでしょうか」とホールスタッフが声を掛けてくれる。
二ヶ月ぶりの訪問だが、ちゃんと覚えていてくれたことが嬉しい。
膝をついて注いでくれるのは、流石一流ホテル。
抜栓したボトルは、オーストラリア、ヴィクトリア州で、モエ・エ・シャンドンが造る、シャンドン、ブリュット。
以前も書いたことがあると思うが、モエ・エ・シャンドンはフランス、シャンパーニュに加え、世界6ヶ国でシャンパーニュ方式によるスパークリングワインを造っている。
アルゼンチン、カリフォルニア、ブラジル、オーストラリア、中国、インドの全てのシャンドンをそれぞれの国で飲んだことがあるが、美味しいのはカリフォルニアとオーストラリア。
ちぃさんと、「今夜も楽しく飲みましょう」と、乾杯。
勢いのある泡立ち、綺麗な果実味と活き活きとした酸、やはりオーストラリアのシャンドンはシャンパーニュに引けを取らない。
セパージュは、シャルドネ60%、ピノ・ノワール40%、瓶内熟成期間は18ヶ月。
シャンドンのコースターはホテル仕様。
ミネラルウォーターのコースターはラウンジ仕様。
アンティパストが届く。
前菜は五種。
プロシュートのタルト。
上に色々な野菜が乗っているのでプロシュートが見えない。
ポークパテ。
ピクルスとオリーブが付いている。
ズッキーニで巻いたサーモンのテリーヌ。
オリーブとモッツァレラのカプレーゼ。
器の中にはバジルソース。
海老のチリマヨ。
前菜でワインが進み、シャンドンは二本目。
ちょっと飲むペースが速過ぎるような。

ところでここのカトラリーは、イタリアのメプラ。

カウンターに座る男性の視線の先には、羽田空港に向かう航空機。
一人でカウンターでカクテルを飲みながら、彼は何を考えているのだろう。
背中が寂しそうに感じるのは、私が一人飲みが苦手なせいかも。

東京タワーにも明かりが点る。
今夜はダイヤモンドヴェール。

パスタはリングイネ・アッラ・プッタネスカ。
プッタネスカは、アンチョビ、ケッパー、赤唐辛子が入っているのが特徴。
濃厚なソースが美味しく、益々ワインが進んでしまう。
陽が落ち、外の景色が見えなくなった。
滝をイメージした神秘的な内装を見ていると、海の中を漂っているような不思議な気分。
気が付くと、カウンターの男性の隣に女性が座っている。
他人事ながら、ホッとして嬉しくなる。
ピッツァは、マルゲリータ。
こんな可愛いタバスコの使い切りボトルが届く。
”LIGHT THINGS UP"はタバスコのキャッチフレーズ。
たっぷりタバスコをかけて食べる。
美味い。
シャンドンを二本飲み干すと、フロアスタッフが「次はフローズンダイキリにされますか」と聞いてくれる。
前回、私が好きだと言って飲んだのを覚えていてくれたのだ。
テキーラベースのフロ-ズンマルガリータも好きだが、ラムベースのフローズンダイキリも美味い。
夜も遅くなってくると、ラウンジの客がどんどん増えてくる。
カウンターの男性を見ると、お隣にいた女性が帰ってしまい、また一人になっている。
他人事だが、心配になる。
私がフローズンダイキリを飲んでいる間、ちぃさんが飲んでいるのはシャンドンの三本目。
私も再びシャンドンを注いでもらい、ちぃさんと乾杯。
シャンドンを飲みながらも、フローズンダイキリの二杯目を注文。
先程のフロアスタッフが、「お二人でどうぞ」とストローを二本、グラスと一緒に持ってきてくれた。
今夜も楽しく飲み過ぎてしまった。
緩やかな階段を上り、36階のレセプションフロアへ。
振り向くと、大きな窓の外に東京の夜景が広がる。
やはり良いホテルのラウンジは居心地が良く、寛いで楽しむことが出来る。
ここにはまた飲みに来ることにしよう。
「東京ガーデンテラス紀尾井町」の前では大牧伸嗣氏の作品、「Echoes Infinity~Immortal Flowers~」に照明が当たり明るく輝く。
弁慶橋を渡り、帰途に就く。
ちぃさんと過ごす、紀尾井町の楽しい夜でした。
































