ディナーは浅草のお気に入りのスパニッシュBELICOで | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨夜遅く旅先から帰宅し、熊本での地震発生のニュースに接しました。

10年前の悪夢が蘇り、度重なる不幸に胸が痛みます。余震が収まり、これ以上被害が拡大せず、被災された方々の早急な救済と回復を祈ります。

私にできることは限られていますが、少しでも協力できればと思います。

日本に住んでいる以上、震災は他人事ではありません。

私達が居住する場所にも何時かは訪れる震災、備えと心構えを新たにしなければです。

 

三本植えた鷹の爪の三回目の収穫は、103本。

これで今年の収穫総本数は、207本。

春に咲いた花の実は残り少なくなってきた。

この暑さではもう花は咲かないので、酷暑を乗り切った後、秋の開花と結実に期待したい。

 

3月のこと、浅草で彼女と待ち合わせ。

友人達と浅草のスパニッシュで食事をして美味しかったと彼女に話したところ、「私も行きたい」とのことで、『BELICO』を訪問することとなった。

 

この日は3月とは思えない冬のような冷たい雨。

何時もは観光客でごった返す雷門前も、今日は人出が少ない。

 

彼女は久し振りの浅草。

そこで浅草観光をしながら、お店に向かうことにする。

 

皆さん傘をさしているので先を見渡せないが、仲見世にも観光客は少ない。

 

伝法院通りのお店も明るく輝いているが、行き交う人は僅か。

 

ここは浅草演芸ホール。

 

ロック座の左側はストリップショー、右側は相撲ショーのお店。

 

ひさご通りに入る。

「ここにも面白そうなお店が色々あるのね」と、彼女。

 

ひさご通りから更に先へ、千束通りに入る。

 

最初の信号を右折し、次はこの立派な建物の曙湯の角を左折。

 

今夜のディナーのお店、スパニッシュの『浅草ワインバル BELICO』に到着。

「浅草駅から随分遠いのね。こんな所に美味しいお店があるんだ」と、彼女。

 

店長兼ソムリエの伊東さんに迎えられ、店内へ。

「お好きな席へどうぞ」と、伊東さん。

冷たい雨の平日、ここまで来る客は居ないようだ。

入口から遠い、左奥のカウンター席を選ぶ。

 

テーブルは二つ。

前回友人達と四人で来た時は、この右側のテーブルだった。

 

先ずはハウス・スパークリングワインを抜栓し、乾杯。

スペインのフェルナンド・カストロが造る、セニョリオ・デ・マレステ、ブリュット。

「前回1月に来た時はオーストラリア、デ・ボルトリのロリマー、ブリュットでしたが、代わったのですね」と、私。

 

「料理のメニューが春メニューになったので、春野菜にも合うフレッシュ感のあるスパークリングに代えました」と伊東さん。

「このワインを飲むのは初めてだわ」と、彼女。

「違うよ、銀座の『アンジェロ』と日比谷の『ディヤ』で一緒に飲んでるよ」と、私。

「覚えていない。最近のことじゃないでしょ」

「確か、三年前と二年前だと思う」

「貴方は飲んだワインについて本当によく覚えているわね」

爽やかな柑橘の香り、フレッシュな果実味、後味にはグレープフルーツの皮の心地良い苦み。

ぶどうはマカベオ100%。

 

季節野菜のグリーンサラダ。

使われているのは、ルッコラ、ケール、ブラウンマッシュルーム。

 

スパークリングワインは二杯目。

「照明がオレンジの暖色系なので料理の色が綺麗に出ないね」と彼女と話していると、伊東さんが「フィルムを剥がします」と、ダウンライトに張られていたオレンジのフィルムを取り除いてくれた。

 

するとカウンター上の照明が白色光となり、サラダの画像がこんなに明るくなった。

ルッコラやケールの独特の味わいが、マレステととても良く合う。

 

BELICO特製ピンチョス盛り合わせが届く。

 

左は、赤海老、青唐辛子入りコールスロー。

右は、炙ったシェーブル、レーズンと蜂蜜。

 

左は、自家製スモークサーモン、ケッパーを加えたマスカルポーネ。

右は、炙り鰯、トマトとフレッシュバジルのソース。

 

伊東さんがピンチョスを半分に切り分けてくれた。

赤海老は甘み、旨味が強い。

サーモンとマスカルポーネが良く合う。

シェーブルは大好きなチーズで、香りが素晴らしい。

鰯はとても脂がのっていて、口の中でとろける美味しさ。

「どのピンチョスも美味しい。ここ、好いお店ね」と、彼女の評価も上々。

 

スパークリングワインを三杯飲んだあとは、白ワイン。

 

南アフリカ、北ケープ州のナマクワが造る、ゴヤ、シャルドネ/ソーヴィニヨン・ブラン、2024年。

”ナマクワ”は、現地先住民の言葉で”最初”の意味。

 

「青無花果のような香りがしますよ」と、伊東さん。

確かに、柑橘類の香りの後に青無花果の香り。

フレッシュでありながらヴォリューム感のある果実味を持ち、綺麗な酸があるので爽やかな飲み口。

セパージュは、シャルドネ50%、ソーヴィニヨン・ブラン50%。

 

彼女と浅草で過ごす、楽しい夜は続きます。