2025年12月末のこと、ちぃさんと竹芝の「ホテル・インターコンチネンタル東京ベイ」のメインダイニング、フレンチの『ラ・プロヴァンス』で過ごす素敵な夜の続き。
”始まりの一皿”は、井上シェフのスペシャリティ。
パレット・アート・オードブル~芸術家が愛した南仏プロヴァンスより五種の味覚~。
添えられているのは、井上シェフ直筆の説明書き。
”甘味”は、カマルグ。
トマトのキャラメリーゼ、カマルグ塩との調和。
キャラメリゼしたミニトマトにカマルグのフルール・ド・セルが振り掛けられている。
南仏カマルグは塩田で有名だが、フランスで唯一の稲作も行われている。
醸し人九平次を醸す名古屋の萬乗醸造がここでフランス固有品種Manobiの米作りを行い、それが”醸し人九平次 カマルグに生まれて”の原料米となっている。
”酸味”は、サラダニソワーズ。
ニース風サラダのタルト。
”旨味”は、メロン。
メロンとジャンボン・クリュのマカロン。
”塩味”は、ピサラディエール。
オニオン、アンチョビ、オリーブのタルト。
ピサラディエールはプロヴァンスの家庭料理で、本来はタルトではなくピザのような食べ物。
”苦み”は、バルバジュアン。
バルバジュアンはモナコの郷土料理で、揚げ餃子のようなもの。
中に入っているのは、ポワロー、フダンソウ、リコッタチーズ。
飲んでいるシャンパーニュは、G.H.マーテル社が造る、ルイ・モレット、エペルネ、グラン・レゼルヴ、ブリュット。
”冷前菜”は、冬の前菜、魚介と野菜のマリネ。
牛蒡のソースとコンソメのエスプーマ。
魚は寒鰤のミキュイ。
野菜はマリネされた紅芯大根、人参、赤蕪。
支配人の庄司さんがテーブルに来られ、「よろしければ白ワインを冷前菜と一緒にどうぞ」と、ボトルを抜栓してくれる。
ドメーヌ・コルボワ、ブルゴーニュ・アリゴテ、2023年。
シトラスの爽やかな香り。
活き活きとした酸とミネラルが印象的。
発酵は野生酵母、ぶどうの平均樹齢は50年。
ぶどうはアリゴテ100%。
アリゴテとシャンパーニュの並行飲みも楽しい。
パンは、プティ・ブールとパン・オ・ノワ。
パンのお供は、E.V.オリーブオイルとカマルグのフルール・ド・セル。
”温前菜”は、プロヴァンス伝統、魚介のブイヤベース、ルイユのソース。
今夜の魚介は、金目鯛。
金目鯛の下には、菊芋。
ニンニクが効いたスープが美味い。
またまた庄司支配人がテーブルに来られ、ポワソンにはこのワインをどうぞと注いでくれる。
ワインを見てびっくり、庄司さんが出してくれたのは素晴らしいカリフォルニアワイン。
カリフォルニア、メンドシーノのメンドシーノ・ワイン・カンパニーが造る、モニカー、シャルドネ、ラ・リベラ、シングル・ヴィンヤード、2022年。
トロピカルフルーツや樽由来のバニラのフレーバー、口に含むと圧倒的な果実味と熟成感、活き活きとした酸、後味には炒ったナッツやブリオッシュのニュアンス。
素晴らしいフルボディのシャルドネ。
ちぃさんと過ごす、竹芝の「ホテル・インターコンチネンタル東京ベイ」での年末の素敵な夜は続きます。



















