12月のこと、高知のかずみさんをお迎えして表参道で過ごす、楽しい夜の続き。
メンバーは、かずみさん、しづちゃん、そして私。
今夜は豊富なメニューから選べる、プリフィックス形式のコース料理。
お二人とも真剣にメニューを検討。
私はここの料理は熟知しているので、今夜の組み立てを直ぐに決めることが出来る。
パンが届く。
今夜はパンは食べ放題。
クッペ、ブール、バゲット、パン・オー・レザンの四種類。
パンのお供は、ハーブを練り込んだホイップバターとE.V.オリーブオイル。
しづちゃんのアントレ/アンティパストは、タバーン特製コブサラダ、粒マスタードと柚子胡椒のラフネ・ドレッシング。
かずみさんと私のアントレ/アンティパストは、水蛸とシーフードのセヴィーチェ、西京みそとバターミルクのソース、スマック、柚子、ベジタブルフリット。
西京みそとバターミルクのソースがシーフードに良く合って美味い。
伊澤シェフの料理は世界のスパイスやシーズニングを縦横微塵に使いこなし、味わいが複雑で奥深い。
料理が美味しく話が弾みシャンパーニュも進み、早くも二本目。
飲んでいるシャンパーニュは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のバロン・アルベールが造る、ルイ・ブーヴィエ、ブリュット。
セパージュは、ピノ・ムニエ90%、ピノ・ノワール5%、シャルドネ5%。
かずみさんとしづちゃんの第二のアントレは、そば粉のガレット、クロックマダム風、ポルチーニとベーコンポテトのペシャメルソース。
彩りサラダ、ピスタチオペッパーソース。
私のプリモピアットは、国産牛すじ肉煮込みのタリアッテレ、かんずりクリームとビーツとルッコラのサラダ。
牛すじの煮込みがたっぷりでヴォリューミー。
タリアッテレはモチモチで美味い。
パンは、二籠め。
二つ目の、ハーブを練り込んだホイップバターも届く。
セコンドピアットが届き、テーブルが俄然賑やかになる。
かずみさんのセコンドは、メカジキのチリマリネ、オレンジとサフランのソース、スパイシーカリフラワークリーム、白菜のピクルス、白菜のロースト、チース。
しづちゃんと私のセコンドは、信玄鶏腿肉のバターミルクマリネ、ザクロとハリッサのソース、ブラックババガヌーシュ、人参のチーズロースト、ピマンデスプレッド。
ババガヌーシュは、中東のタヒニとオリーブオイルを合わせた焼き茄子のペースト。
バターミルクでマリネされた鶏腿肉は柔らかくて旨味が凝縮されている。
この料理は、伊澤シェフの得意料理。
しづちゃんはこの料理に合わせ、赤ワインも飲んでいる。
シャンパーニュは三本目を抜栓。
時間はたっぷりあるので、ゆったり飲み干すことにする。
食後は熱いコーヒーでまったり。
ゆっくり食事をしていたので、満席だった店内に残る客は僅かとなっている。
表参道側の部屋ではパーティーが開かれていた。
それも終了し、お店の方が片づけを終えたところ。
この部屋からはイルミネーションが目の前に見える。
帰る前に、三人で記念撮影。
一階に下ると、『ゼルコヴァ』にも客の姿は少なくなっている。

カフェコーナーで人気の鳥籠にも可愛いクリスマスリース。
動物たちがいっぱい隠れている白いクリスマスツリーに見送られて店をあとにする。
今夜の、かずみさんとしづちゃんとのディナーも最高に楽しかった。
かずみさん、次は高知でお会いしましょう。
友人達と過ごす、表参道での素敵な夜でした。



























