2025年12月のこと、彼女と神楽坂で待ち合わせ。
神楽坂への移動中に彼女から「20分ほど遅れる」とのメッセージ。
イギリスから急いで対応を要す連絡があったのだそうだ。
そこで神楽坂に着くと、待ち時間を使って赤城神社にお参りすることに。
現役時代は私が彼女を待たせることが多々あったが、引退後は暇な私が待つ番。
時間の潰し方はいくらでもあるので、待つことは気にならない。
「赤城神社にお参りしているから、しっかり仕事を片付けて焦らずに来てね」と返信。
予約しているレストランに、20分ほど遅れると連絡。
赤城神社の境内はとても暗く、目を凝らして階段を上る。
隈研吾氏の設計による本殿の前には、茅の輪。
でも今は柵が置かれ、くぐることができない。
赤城神社を出ると、クリームパンの名店、亀井堂があった場所を見に行く。
再開発が終了し、フレンチやイタリアンや和食の美味しそうな店が開店している。
まだ時間があるので来た道を引き返し、赤城神社前を通り過ぎ、その先の横道に入る。
ここはお洒落な焼き鳥の『ルージュ』。
料理は美味しく、ワインも揃っている。
ここは『アトリエ・コータ』。
目の前で作られるスイーツを食べることが出来る、カウンターデザートで人気のお店。
時間になったのでピックアップポイントに向かい、彼女と合流。
神楽坂通り(早稲田通り)を坂下に下る。
神楽坂上交差点を過ぎると、バナーの色が変わる。
図柄は、毘沙門天。
坂下に来ると、毘沙門天=善國寺にお参り。
毘沙門天横の小路に入り、先に進む。
住宅街の中の狭い路地の奥が、今夜のディナーのお店。
奥のくぐり戸の脇に、小さく『chouchou』と書かれている。
知らないと来ることが出来ない、まさに隠れ家。
くぐり戸を入った先のここが今夜のディナーのフレンチ・レストラン、『シュシュ』。
シェフに迎えられ、店内に歩を進める。
右側には厨房に面した広いカウンター席。
左側には四人用のテーブルが三つ。
先客が居るのでテーブル側の撮影は控える。
二階にもテーブル席と個室がある。
今夜はシェフお任せコースをお願いしている。
どんな料理に出会えるか楽しみ。
目の前には、厨房で忙しく働くシェフの後ろ姿。
料理の準備が出来る前に、スパークリングワインをグラスで。
南アフリカのヴィリエラ・ワインズが造る、ヴィリエラ、トラディション、ブリュット、ロゼ。
赤系果実の豊かな香り。
綺麗な果実味を持つ、キレの良いブリュット。
瓶内二次発酵方式で造られ、セパージュは、ピノ・ノワール35%、ピノタージュ30%、シャルドネ30%、ピノ・ムニエ5%。
アミューズとスープが届く。
アミューズは、安納芋のババロア。
ババロアの上には刻んだパンチェッタ。
安納芋の濃厚な甘みとパンチェッタの塩味の素晴らしい共演。
菊芋とあご出汁のスープ。
濃厚な熱々のスープが胃を温め、食欲を掻き立てる。
このワインからは、シェフのお任せコースに合わせて提供されるペアリング。
アミューズに合わせるワインは、ブルゴーニュのエヴィダンス by LVHB( レ・ヴィニュロン・ド・オート・ブルゴーニュ)が造る、クレマン・ド・ブルゴーニュ、エヴィダンス、ブラン・ド・ブラン。
エヴィダンスはブルゴーニュ北部、シャンパーニュに隣接するシャティヨネ地区にある小さな協同組合。
シャティヨネ地区は最上のクレマン・ド・ブルゴーニュを生み出す地区として有名で、土壌はシャンパーニュと同じキンメリジャン。
瓶内二次発酵方式で造られ、きめ細かな泡立ち、豊かな果実味、そして活き活きとした酸とミネラル。
後味には炒ったナッツやブリオッシュのニュアンス。
ぶどうはシャルドネ100%、栽培はリュット・レゾネ、ドサージュは8g/ℓ。
目の前でシェフが料理の盛り付けをするのを見るのも楽しい。
彼女と過ごす、神楽坂の楽しい夜は続きます。






















