2025年12月のこと、東銀座の歌舞伎座で「十二月大歌舞伎」を鑑賞するので、その前に早めのディナーを楽しむことに。
12月の公演は三部構成なので、第三部の開演時間は18時10分。
東銀座周辺には15時過ぎにちゃんとした食事が出来るお店は殆ど無い。
そこで降り立ったのは、上野駅。
予約しているお店は、『北京烤鴨店』の上野店。
上野の美術館で展覧会を鑑賞した後、上野広小路のお気に入りのイタリアン、『アルヴィーノ』に移動するときにこの店の前を通り、気になっていた。
通し営業のお店なので、歌舞伎鑑賞前に早めのディナーをここでとることにした。
店内はとても広い。
ここは烤鴨(カオヤー)の名前どおり、北京ダックがウリのお店。
入店時に予約時間と予約名を告げたが、話が通じない。
店員は全員中国人で、何度か話し、ようやく予約客でコース料理を予約済であることを理解してもらえた。
お店の三周年記念特別コースには、飲み物のフリーフローも付いている。
生ビールは無いので、瓶ビールを注文。
ちぃさんと乾杯。
晴れ風を飲むのは初めてだが、なかなか美味い。
グラスが極厚で小さく、「なんだか昭和なお店だね」と二人。
五種前菜の盛り合わせ。
叉焼、海老、よだれ鶏、クラゲ、胡桃。
人参の飾り切りの技が見事。
フカヒレスープ。
フカヒレ感はあまり無いが、スープ自体は美味い。
二種の料理が一度に届く。
ナマコの醤油姿煮。
小振りではあるが、本当にナマコが一本丸々姿煮になっている。
ちぃさんはナマコが苦手なので、私が二本いただく。
当店名物元祖北京ダック。
甜麺醤、ネギ、キュウリも届く。
北京ダックは12切もある。
餅皮、カオヤーピンに甜面醤を塗り、北京ダック、長ネギ、キュウリを乗せて巻く。
あまり綺麗な見栄えではないが、美味いものは美味い。
ビールの次は、ホワイトホース・ハイボール。
濃くて美味い。
でも注文時に再び問題発生。
注文して5分待ったが届かない。
再度注文して3分待ったが届かない。
三度目の注文でようやく届いたが、テーブル上にドンと置くだけで「済みません」の一言もない。
中国本土でも今やこれほど塩対応の店は無いのでは。
大エビのマヨネーズ和え。
海老の中央部に切り目を入れ、尻尾をくるっと通して丸めている。
確かにこの海老は大きい。
カニ爪の揚げ物。
続いては、三年熟成紹興酒。
これも注文後、届くまでに随分時間が掛かった。
驚いたことに松竹梅の徳利で届いた。
二合を注文したが、どう見ても一合。
一杯はオンザロックスで、一杯はストレートでと頼んだが、二杯ともオンザロックス。
まあ、この程度は許容範囲。
牛肉薄切りの黒胡椒炒め。
海老の蒸し餃子。
オリジナル小籠包。
生姜は届かない。
小籠包自体は熱々で美味い。
再びホワイトホース・ハイボール。
今回は男性店員に頼んだら、直ぐに届いた。
先程の女性店員達は、サービスカウンターの前で大きな声でおしゃべりに忙しい。
麻婆豆腐。
山椒系ではなく、唐辛子系でそこそこ辛い。
レタス入り海鮮XO醤チャーハン。
チャーハンに麻婆豆腐をかけて食べると美味い。
飲み物を注文してもなかなか届かないが、フリードリンクの終了時間だけは時間厳守だった。
〆の飲み物は、晴れ風。
デザートは、杏仁豆腐。
ちぃさんは食べないので、私が二ついただく。
もうお腹ははち切れんばかりにいっぱい。
お店の入り口の棚には、パンダの人形。
上野からパンダが居なくなるとのことで、上野は大騒ぎ。
上野の商店街にとっては重大事だが、日本にとってはパンダが居なくても何ら問題はない。
中国の狡猾なパンダ外交と縁を切る良いチャンスだ。
満腹で店をあとにする。
料理は美味しかったが、このサービスでは再訪は無し。
暗くなり、アメ横にも人出が増えている。
さて、歌舞伎座に移動することにしよう。
ちぃさんと過ごす、楽しい夜は続きます。
































