トルコ料理、ワイン飲み放題 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

9月のこと、友人達と銀座のトルコ料理店、『サライ』で過ごす楽しい夜の続き。

メンバーは、Daisyさん、mamiさん、みんみんさん、そして私。

 

トルコビールのエフェスを飲み干すと、白ワインで乾杯。

今夜はフリーフロー付きのコース料理をお願いしている。

以前はトルコワインの、アナトリアのカヴァクリデレ・ワイナリーが造るチャンカヤだったが、残念なことに今はトルコワインではないとのこと。

 

食べているのは、エズメ5種の盛り合わせ。

エズメとは、すり潰して作られた冷前菜。

 

ウスパナック・タラマ、ほうれん草とヨーグルトのエズメ。

 

ハウチュ・タラトル、ニンジンとヨーグルトのエズメ。

 

アジュル・エズメ、野菜とハーブのスパイシーなエズメ。

 

フムス、エジプト豆と練りごまのエズメ。

 

野菜とマヨネーズとヨーグルトのエズメ。

 

私は何をしているのだろう。

すっかり寛いでいる。

 

シガラ・ポレイはトルコのチーズ春巻き。

 

パトルジャン・ムサッカ、ナスと挽肉の炒め物。

バトルジャンは茄子のことで、トルコではとてもポピュラーな野菜。

 

二杯目のワインは、みんみんさんとmamiさんは白ワイン。

Daisyさんと私は赤ワイン。

赤ワインも以前はヴァクリデレ・ワイナリーが造るヤクーツだったが、今は違うとのこと。

 

ウスパナック・ピデ、ほうれん草のトルコピザ。

 

四人で記念撮影。

 

ベリーダンスショーが始まった。

私たちのテーブルの真ん前で踊ってくれるので迫力がある。

 

ここまで目の前で踊られると目のやり場に困ってしまう。

そして黄色いスカーフが私に迫ってくる。

 

黄色いスカーフを首にかけてもらった。

香りがとても良い。

 

ダンサーさんはスカーフを残して去っていく。

 

ケバブ三種盛り合わせ。

 

イズカラ・キョフテ、ビーフとラムのミンチのグリル。

ドネル・ケバブ、ヨーグルトに漬けたラム肉を大きな串に巻いてローストし、切り落としたケバブ。

タヴィック・シシ、チキンの串焼き。

 

食べている間にも、次々とダンサーが現れ目の前で踊ってくれる。

 

トルコ料理店に来れば、ラクは飲むべし。

ラクは無色透明だが、水を加えると白濁する。

ここのラクは、一番ポピュラーなイエニ・ラク。

私はイエニ・ラクも好きだが、一番好きなのはテキルダ・ラク。

ラクはぶどうとアニスを原料として造られる蒸留酒。

アルコール度数は45%と高い。

 

このアニスの独特の香りが癖になる。

トルコのお隣のギリシャにもウゾというアニス風味の、水を加えると白濁する酒があるが、こちらは主原料はぶどうではなく穀物。

白濁する酒と言えば、スイスやフランスのアブサンが有名。

アブサンには香り付けにアニスも入っているが、ニガヨモギが主体で、アルコールベースは特に決まっていない。

 

ケバブにラクはとても相性が良い。

友人達と過ごす銀座の楽しい夜は続きます。