今日からは誕生日関連記事に戻ります。
9月のこと、彼女と日本橋のイタリアンで待ち合わせ。
でも私が降り立ったのは、虎ノ門ヒルズ駅。
「虎ノ門ヒルズ・ステーションタワー」のステーションアトリウムでは、世界陸上のパブリックビューイングと”400cM走”の催し。
ステーションアトリウムからエスカレーターを上って向かったのは、「cask」。
目的の場所は、奥にあるワインセラー。
私が好きな造り手のワインが入荷したと連絡をもらったので、買いに来た。
素晴らしいブルゴーニュワインがずらりと並ぶ。
でも価格高騰が激しいのが辛い。
好きな造り手のブルゴーニュ・ピノノワールを2本、ついでにオーストリアの好きなぶどう品種の白を1本とカヴァを1本購入。
このエチケットには嫌でも目が行ってしまう。
ルフレーヴの、左はマコン・ヴェルゼ、レ・シェーヌ、右はピュイィ・フュイッセ。
ソムリエの川上さんによると、明日はここでルフレーヴの無料試飲会が開催されるので是非来てくださいとのこと。
猛烈に心が動いたが、ルフレーヴを無料で試飲してそれだけで済むはずもなく、二桁万円の出費を覚悟しなければならず、断念。
買い物を済ませると、2FのTデッキに出て桜田通りの上を渡り、「虎ノ門ヒルズ 森タワー」側に移動。
正面のガラスの建物は、「グラスロック」。
「グラスロック」には『うちゅうブルーイング』が出店している。
小淵沢の人気の醸造所で、以前は「麻布台ヒルズ」にポップアップストアがあったが、今はここに恒久店が出来て嬉しい。
今日は飲む時間が無いのが残念。
「虎ノ門ヒルズ」前の愛宕下通りで車に乗り、パピュ~ンと向かったのは、日本橋。
日本橋南詰の再開発が進み、景色が大きく変わっている。
今夜のディナーの場所は、「日本橋三越本店新館」。
「cask」のワインセラーでソムリエの川上さんと話しが弾み、時間を取ってしまった。
彼女との待ち合わせ時間まであと5分、急いで三越の暖簾をくぐる。
最上階には、広いフロアに三軒の高級店。
右は日本料理の『なだ万』。
右奥は中華料理の『日本橋 紫苑』。
『銀座アスター』のお店だ。
そして左奥には、イタリアン。
ここは『代官山ASO チェレステ日本橋』。
代官山のイタリアンの名店、『リストランテASO』の日本橋店。
大友支配人に迎えられ、何時もの半個室に案内される。
大友さんとは、とても長いお付き合い。
半個室からセラー兼サービスカウンター越しにダイニングを望む。
開店後間もない時間なので客は少ないが、一時間後には満席となった。
大友支配人が、新しくここに勤務することとなったソムリエの苅部さんを紹介してくれ、今夜は彼が私たちのテーブルを担当してくれるとのこと。
早速、最初のワインがグラスに注がれる。
今夜はシェフの特別コースとワインのペアリングをお願いしている。
ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブラン・ド・ブラン、エクストラ・ブリュット。
ドメーヌ・ルーは5世代続く家族経営の大規模ドメーヌで、サン・トーバン村に本拠地を構え、ブルゴーニュの24の村に合わせて70haもの畑を所有。
グレープフルーツやライチの香りに続き、熟した洋梨や炒ったナッツの香り。
口に含むとフレッシュな果実味に加え、リッチな熟成感。
綺麗な酸と活き活きとしたミネラル、そして後味にはブリオッシュのニュアンス。
このワインは、サン・トーバン村とシャサーニュ・モンラッシェ村の間にある標高の高い区画のシャルドネを100%用い、瓶内二次発酵方式で、法定期間の二倍の18ヶ月間熟成させてリリースされている。
ストゥッツィーノが届く。
これを見た途端、シェフが交代したことを実感する。
大好きだった菊池シェフは5月に辞められ、後任には代官山の『リストランテASO』から異動してきた志水シェフが就任されている。
菊池シェフは8月17日に信濃町に『リストランテ・ペルマネンテ』を開業されている。
近々訪問する予定だ。
サツマイモとオルツォ(大麦)のミネストローネ。
サツマイモのニョッキ、カチョ・エ・ペペソース。
サツマイモのフォカッチャ。
今夜のアミューズはサツマイモ尽くし。
彼女と過ごす、日本橋の素敵な夜は続きます。