2025年8月のこと、ちぃさんと竹芝の「インターコンチネンタル東京ベイ」のイタリアン、『ジリオン』で過ごす楽しい夜の続き。
ロゼのスパークリングをたっぷり飲んだあとは、白ワインをボトルで。
好きなぶどうのワインがあったので、即決。
トレンティーノ=アルト・アディジェ州のカンティーナ・ヴァッレ・イサルコが造る、アイザックタル、グリューナー・フェルトリーナ-、2023年。
グリューナー・フェルトリーナ-はオーストリア産が好きだが、アルト・アディジェは今はイタリア領だが、オーストリア=ハンガリー帝国時代はオーストリア領だった場所。
青林檎、レモン、グレープフルーツの香り。
綺麗な果実味、キレの良い酸、後味には爽やかなミントのニュアンス。
冷涼なスッドチロルの気候を感じる澄み切ったグリューナー・フェルトリーナー。
冷製コーンポタージュにも良く寄り添ってくれる。
プリモ・ピアットが届く。
旬の魚介のペスカトーレ。
海老、烏賊、つぶ貝・・・、蟹も入っているはずだが見当たらない。
ちぃさんの皿には蟹がザクザク入っているとのことで、蟹の身を四本分けてくれた。
グリューナー・フェルトリーナーが美味しくて、最後の一杯となってしまった。
肉料理用に、赤をグラスで。
エミリア・ロマーニャのボッテールが造る、リオーネ・ディ・ドージ、サンジョヴェーセ・ディ・ロマーニャ、リゼルヴァ、2019年。
1928年に創業し、三世代にわたりワイン生産を続けるボッテールは、今やイタリアを代表する大規模生産者。
セコンドピアットは、高知四万十豚の肩ロースのグリリアータ、バルサミコソース。
四万十豚は旨味が強く、柔らかくて美味い。
カシスやプラムの香りに樽由来のバニラ香。
豊かな黒果実の凝縮感、まろやかなタンニン。
バランスに優れたフル寄りのミディアムボディ。
熟成はオークの樽で12ヶ月、更にステンレスタンクで12ヶ月。
洗練されたボディなので四万十豚にも良く合う。
テーブルに庄司支配人がワインボトルを持って挨拶に来られた。
庄司さんは通常はメインダイニングの『ラ・プロヴァンス』が持ち場。
ここは大磯副支配人が対応してくれているが、私たちの食事が終わる前にわざわざ来てくれた。
「このワインを少し飲まれませんか」と大きなグラスに注いでくれる。
チリのヴィニャ・マーティがマイポ・ヴァレーで造る、セール、カベルネ・ソーヴィニョン、2019年。
ヴィニャ・マーティは、シャトー・ムートン・ロートシルト、オーパス・ワン、アルマヴィーヴァを造ってきた醸造家、パスカル・マーティ氏が立ち上げたワイナリー。
チリ最高峰のヴァラエタル・ワインとして高い評価を獲得している。
カシス、ブラックベリーなどの黒果実の香り。
強い果実の凝縮感、スミレ、薔薇、ビターチョコレートのニュアンス、強いがこなれたタンニン。
複雑なストラクチャーを持つ、力強いフルボディ。
庄司支配人に感謝のワインだ。
ドルチェが届く。
マンゴームース、ココナッツのジェラート。
マンゴーの果肉が添えられている。
セールを味わいながら、ドルチェをいただく。
食後の飲み物を選ぶ。
ちぃさんは、アイスカフェオレ。
私は、紅茶。
選んだのは30周年記念のオリエンタルダージリン・エレガンス。
紅茶を飲んでいると、スイーツが苦手なちぃさんからドルチェの皿が届く。
二皿目も美味しくいただく。
ゆっくり食事をしていたので、私たちのあとに来た客も既に店を出ている。
私達もそろそろ席を立つことにしよう。
今夜のディナーも素晴らしかった。
庄司支配人と大磯副支配人に見送られ、帰途に就く。
日本丸のマストを模したモニュメントに明かりが灯り美しく輝いている。
『ジリオン』や『ラ・プロヴァンス』にはまた食事に来ることにしよう。
ちぃさんと過ごす、竹芝の素敵な夜でした。


























