2025年6月のこと、丸の内の大好きなブーランジュリー・レストラン、『ポワン・エ・リーニュ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
カヴァのグラスを飲み干すと、白ワインを注文。
選んだワインは、イタリア、ヴェネト州のカンティーナ・ディ・クストーザが造る、クストーザ、リネア・リトロ、2023年。
柑橘系の香り、フレッシュで溌溂とした果実味を綺麗な酸が引き締める。
ぶどうは、トカイ・フリウラーノ、ガルガネガ、リースリング・イタリコ、シャルドネ、トレッビアーノ・トスカーノ。

ワインに合わせて食べているのは、前菜9種の盛り合わせ。
ワインが進む料理だ。
三種類目のワインは、フランス、アルザスのウルフベルジュが造る、ウルフベルジュ、シグネチャー・リースリング、2023年。
ウルフベルジュは450のぶどう生産農家と1,200haのぶどう畑を傘下に持つ、大手の生産者組合。
オレンジやアプリコットの香り、アルザスのリースリングらしくきりりと引き締まった辛口。
アルザスのリースリングは好きだ。
二つ目のパン籠。
上は十勝、北海道十勝産小麦100%のオリジナルバゲット。
左はグレイン、胡麻、亜麻仁、オーツ麦、ひまわり、南瓜の種などが入った雑穀パン。
右はハニーオーツ、オーガニックオーツ麦と蜂蜜入りの、植物性のパンドミ。

四種類目のワインは、別々の銘柄を選ぶ。
彼女が選んだのは、イタリア、カンパーニャ州のラ・グアルディエンセが造る、ヤナレ、アルファベート、コーダ・ディ・ヴォルペ・デル・サンニオ、2023年。
ラ・グアルディエンセは生産者協同組合で、1,000以上のぶどう生産農家と約2,000haのぶどう畑を傘下に持つ。

ヤナレはワイナリーがある地方の伝説の魔女の名前。
ヤナレ・シリーズのワインはカンパーニャ州の土着ワインを守るために創設されている。

コーダ・ディ・ヴォルペという土着品種のワインを飲むのは初めて。
味見をさせてもらったが、洋梨や花梨、アーモンドの香り、果実味はとてもドライで活き活きとした酸を持つ。
正に初めての味わい。
私の四種類目のワインは、飲んだことがあるもの。
カリフォルニアのオニール・ヴィントナーズが造る、ファイアブランド、シャルドネ、2023年。
オニール・ヴィントナーズはワイン一家の三代目、ジェフ・オニールが2004年に設立したワイナリー。
オレンジやライチ、続いてパッションフルーツ、パイナップル、バニラの香り。
濃厚な果実味を持ち、リッチで重層的なボディ。
ぶどうの産地は主にパソ・ロブレス、アロヨ・セコ、モントレー、ロダイ、栽培はサステイナブル農法。
シーフードマリネが届く。
ここの魚介類は新鮮で美味いく、盛り付けも美しい。
大好きなミズダコ。
真鯛の身は歯応えが心地良い。
コウイカも定番の食材。
私は五種類目に赤ワインを選ぶ。
イタリア、ピエモンテ州のトレ・ドンネが造る、ドンナ・ロッサ、バルベーラ・ダルバ、2021年。
トレ・ドンネは名前通り三姉妹が運営するワイナリー。
ドンナ・ロッサは、次女のロザンナに因んでつけられた名前。
彼女はバルベーラは酸が強いので苦手。
でもこのドンナ・ロッサは豊かな果実味に程よい酸を持つバランスの取れたボディ。
彼女の五種類目も赤ワイン。
四種類目の白ワインと同じ造り手の物。
イタリア、カンパーニャ州のラ・グアルディエンセが造る、ヤナレ、カンターリ、アリアニコ・レゼルヴァ・デル・サンニオ、2018年。
アリアニコは彼女も私も好きなぶどう。
私も一口試飲させてもらう。
プルーン、カシス、ダークチェリーなどの黒系果実の香り。
豊かな果実味とヴォリューム感のあるボディ。
アルコール度数も13.5%としっかり。
ここまで飲んだ7種類のワインに外れは無い。
彼女と過ごす、丸の内の楽しい夜は続きます。




















