イタリアンディナー | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

6月のこと、中目黒のイタリアン、『ピッツェリア・イル・ヴィコロ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

ここは、2025年3月1日にグランド・オープンしたばかりの新しいお店。

 

飲んでいるワインは、イタリア、ヴェネト州のコル・メシアンが造る、スプマンテ、コル・メシアン、ブリュット、ロゼ。
 
続く料理は、フレッシュオイスター。
撮影前に彼女が一つ取ってしまった。
産地は聞いたが、メモを取らなかったので失念。
小振りだが身がプリプリで旨い。
 
今日のおススメからも一品選んだ。
天恵茸(天恵菇)のフリット、ゴルゴンゾーラ・タルタル添え。
 
肉厚の椎茸のフリットにゴルゴンゾーラ・タルタルが良く合う。
 
天恵菇は徳島県の協同組合、日本茸師の会が開発した巨大椎茸。
 
スプマンテ・ロゼのボトルを飲み干すと、赤ワインを抜栓。
 
カリフォルニア、セントラル・コーストのロング・ヴァレー・ランチが造る、ロング・ヴァレー・ランチ、ピノ・ノワール、モントレー・カウンティ、2022年。
 
ラズベリーやレッドチェリーなどの赤系果実の香り。
カリフォルニアのピノ・ノワールらしい豊かな果実味。
軽く冷やされた液温が心地よい。
 
ここはグリル料理も充実している。
ほろほろ鶏、牛、ラム、豚肉のチャコールグリルをワン・ポーション60gで注文することが出来る。
 
オーストラリア産ラムのランプ肉を2ポーション。
 
石黒農場のほろほろ鳥のもも肉を2ポーション。
石黒農場は岩手県花巻市にあるほろほろ鳥専門農場。
 
チャコールで香ばしく焼かれたラムもほろほろ鳥も美味い。
ハリッサ、かんずり、玉ねぎのチャツネも好い働きをしてくれる。
 
ピッツェリアなのでパスタではなくピッツァを選択。
めにゅーには、創作ピッツァの”モダーン”と伝統的ピッツァの”クラシックス”があるが、初めてのお店なので選んだのは、伝統的なマルゲリータ・ブッファラ。
 
モチモチだが重過ぎず、かなり美味い。
ドゥの加水率を69%まで高め、高温の薪窯で一気に焼き上げられている。
具材は、トマトソース、水牛のモッツアレラ、チェリートマト、バジル。
 
お腹はいっぱいでもドルチェは別腹。
彼女が選んだのは、カプリ島のトルタ・カプレーゼ、塩キャラメルアイス添え。
 
カプリ島発祥のチョコレートケーキ。
アーモンド、チョコレート、卵、バター、砂糖で作られている。
一口もらったが、濃厚なチョコレートの味わいが素晴らしい。
 
私のドルチェは、トルタ・フォルマッジオ。
 
クリームチーズを入れたチーズケーキ。
仕上げに、ペコリーノチーズ、レモンゼスト、ブラックペッパーが加えられている。
 
チーズが濃厚なので、ピノ・ノワールにも良く合う。
 
満杯になった胃を濃いコーヒーが癒してくれる。
 
選んだコーヒーはタンザニア・レオン。
”オレンジピールの香りにキャラメルの風味が特徴の、アカシアヒルズ農園レオンさんが作るコーヒー”なのだそうだ。
 
食後の小菓子は、生チョコレート。
 
私たちが入店した時は先客は一組だけだったが、今は殆どのテーブルが埋まっている。
 
料理にもワインにもサービルにも満足し、店をあとにする。
 
外にはテラス席もある。
 
ここで冷えたスプマンテを飲むのも楽しそうだ。
(写真はH.P.からお借りしました。)
 
中目黒駅に戻る道は、昔ながらの飲食街。
目黒川を渡ってこちら側に来たことは殆ど無い。
でも、これからは時々来ることになりそうだ。
ひょっとすると、どこかでいち瑠さんとすれ違うかもしれない。
 
中目黒駅前は何時ものとおりの混雑。
彼女と過ごす、中目黒の楽しい夜でした。