シーフードディナー | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

私のブログは今日から17年目。

これだけ長く続けることが出来ているのは、読者の皆様、リアルにお会いしているブロ友の皆様のお陰です。

相変わらず食べて飲んでばかりのブログですが、これからもお付き合いをよろしくお願いいたします。

 

4月のこと、彼女と「東京ミッドタウン日比谷」の『ボストン・シーフード・プレイス』で過ごす、楽しい夜の続き。

 

シーフードプラッターが届く。

 

渡り蟹、バナメイ海老、甘海老、ムール貝。

 

はまぐり、紅ずわい蟹、蟹用の酢醤油。

 

鮪のポケ。

カクテルソース、ホワイトクリームソース。

 

鮪のポケを二人に取り分け。

ドレッシングが良く合って美味い。

 

シーフードに合わせてスパークリングワインが進む。

 

飲んでいるワインは、フランスのクリテール・ブリュット・ド・ブリュットが造る、ヴーヴ・デュ・ヴェルネ、ブリュット・ロゼ。

 

貝類と海老。

甘海老は子持ち。

バナメイ海老は養殖効率が良いため価格が比較的安く、身に甘みがあって美味しいので飲食店で良く出されるようになった。

 

海老は殻を剥くと小さくなってしまう。

でも美味い。

 

渡り蟹は大きな爪を彼女の皿に盛り、私の皿には小さな爪。

紅ずわい蟹も脚が三本だったので、彼女に二本、私に一本。

彼女の皿の方が見栄えが良いので、そちらを撮影すればよかった。

彼女は蟹の身を丁寧に掻き出しているので、テーブルにしばし静寂が訪れる。

 

彼女が蟹の身を掻き出している間に、私は二本目のワインを選ぶ。

オーストリア、ニーダーエスターライヒ州のヴィンツァー・クレムスが造る、クレムザー・シュミット、グリューナー・フェルトリーナー、トロッケン、2023年。

 

「オーストリアのグリューナー・フェルトリーナーを選んだよ」と私。

「ウィーンで飲んだワインね。懐かしいわ」と彼女。

ウィーンには14回訪問しているので、馴染みのある街。

ウィーンでグリューナー・フェルトリーナーを飲んだ時の記事はこちら。

 

 

香りは柑橘や青林檎、そしてハーブのニュアンスも。

フレッシュな果実味、活き活きとした酸、後味にはグレープフルーツの心地よい苦み。

グリューナー・フェルトリーナーを飲むのは久し振りだが、やはり好きなワインだ。

 

シーフードプラッターの次は、ソフトシェルクラブのフリット、チリトマトソース。

大きなソフトシェルクラブが二つ。

 

二人に取り分け。

ソフトシェルクラブはメニューにあれば必ず注文する好物。

 

それにしても、このソフトシェルクラブは大きい。

そして柔らかくて美味い。

 

私たちが入店した時は先客は二組だけだったが、気が付くと店内は満席。

 

プリモピアットが届く。

7種の魚介のペスカトーレ。

 

二人の皿に取り分け。

7種の魚介の内、渡り蟹とバナメイ海老は一つずつなので、彼女にどちらが良いか選んでもらう。

 

彼女は蟹の身を掻き出すのに疲れたとのことで、海老を選択。

 

7種の内、渡り蟹とバナメイ海老はわかるが、あとは何だろうと、食べながらチェック。

はまぐり、あさり、ムール貝、貝柱、烏賊だった。

 

スパークリングワイン、白ワインと二本を飲んでいるが、セコンドピアットに合わせ、赤ワインをグラスで。

 

シーフードの店だけあり、赤ワインの選択肢は殆ど無い。

イタリア、エミリア・ロマーニャ州の、モンテリーベロ、サンジョヴェーゼ・デル・ルビコーネ。

モンテリーベロはモンテ物産のオリジナルブランド。

 

セコンドピアットは、春のおすすめメニューから。

 

赤城山麓牛ロースとルッコラのタリアータ。

 

おすすめだけあり、しっかりサシが入った赤城山麓牛は口の中でとろける美味しさ。

 

やはり牛肉には赤ワインが合う。

 

今夜もよく食べよく飲んだ。

満腹満足で店をあとにする。

驚いたことに、テーブル席だけでなくカウンター席までほぼ満席。

 

「日比谷フードホール」では店内だけでなく、共有スペースのテーブルでも食事をすることが出来る。

共有スペースで複数店の料理を取り寄せて食べるのも楽しい。

 

彼女と日比谷で過ごす、美味しく楽しい夜でした。