バーベキュー | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

5月のこと、大学時代の友人からご自宅でのBBQのお誘い。

 

降り立ったのは、川越駅。

 

友人宅に到着すると、早速ベランダで宴会の始まり。

まずは冷えたビールで乾杯。

今日は、大学時代の友人三人での会。

 

ビールのお供は、ポテサラ。

 

そしてスティックベジタブル。

肉の前に野菜摂取は必須。

 

ポテサラもスティックベジタブル用のソースも奥様お手製でとても美味い。

 

ビールを飲み干すと、冷えたスパークリングワインを抜栓。

これは私が持参したボトル。

 

ドイツのジョセフ・ドラーテンが造る、スパークリング、リースリング、エクストラ・ドライ。

 

炭に着火剤で火をつけ、充分な強さになるまで火を起こす。

 

友人が串打ちをしてくれた鶏肉を焼き始める。

大きさが揃い、友人の仕事がとても綺麗。

 

この鶏が頗る美味。

「この鶏はどこかの銘柄鶏なの」と私。

「ううん、コストコ鶏だよ」と友人。

コストコの鶏ってこんなに美味しいんだと新たな発見。

 

一本目は塩で。

二本目はかんずりと柚子胡椒で。

このかんずりは六年仕込みで格別に美味い。

 

鶏肉の次はソラマメ。

 

炭火で鞘ごと焼いたソラマメはホクホクで柔らかい。

 

アスパラガスのベーコン巻き。

 

ベーコンの塩気で美味しくいただく。

 

スパークリングワインを飲み干すと、赤ワインを抜栓。

これも私が持参したボトル。

 

フランスの名門、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドがチリ、セントラル・ヴァレーで造る、マプ、メルロー、2022年。

 

”MAPU”は現地先住民族の言葉で”大地”、”地球”の意味。

ヴィーガン認証マークが付いている。

フレッシュで豊かな果実味、シルキーでまろやかなタンニン、上質のメルローだ。

 

ミニトマトのベーコン巻き。

食べる時は口を閉じて噛まないとトマトのジュースがピュ~と飛び出してしまう。

 

タンを焼き始める。

皮を剥いた大きなタンを1本買い、スライスしたのだそうだ。

 

これも奥様手作りの葱のオイル漬けを乗せていただく。

 

ここで驚きの根曲がり竹の登場。

根曲がり竹はチシマザサのタケノコ。

 

焼いた根曲がり竹は柔らかくて美味い。

根曲がり竹は熊の好物でもあるので、今や根曲がり竹の採取はとても危険なのだろう。

 

ワインを飲み干すと、ジンソーダ。

ジンはボンベイ・サファイア、ソーダはウイルキンソン。

大家さんに感謝のボトル。

 

おつまみにチーズも出される。

 

〆はチーズフォンデュ。

 

バゲットにたっぷりチーズを絡ませて食べる。

パンを中に落としてしまうとテーブルを囲む皆さんにお詫びのキスをしなければならないが、男三人ではそんな気にならない。

 

ベランダから室内に席を移すと、デザートタイム。

 

食後のスイーツは禁断の美味しさ。

友人ご夫妻に感謝の素晴らしいBBQだった。

お二人に見送られ、帰途に就く。

 

友人宅にお昼に着いたが、既に夜も遅くなっている。

話しが弾み、8時間も食べて飲んでいたことになる。

大学時代の友人宅で過ごす、楽しい午後と夜でした。