シーフードディナー | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今朝のベランダ菜園の収穫。

 

鷹の爪は僅か17本、だんだん収穫量が寂しくなってきた。

これで三株植えた今年の収穫本数は946本。

ピーマンは二株植え、毎日1個ずつ収穫して朝のサラダに入れて食べている。

既に50個ほど食べているが、まだ30個ほど生っている。

寒くなり、実が充分に大きくならないまま赤く熟すようになってきた。

大きくならないのは残念だが、このピーマンは肉厚なので熟すと甘味が出てパプリカのような美味しさとなるのは嬉しい誤算。

 

4月のこと、彼女と日比谷のレストランで待ち合わせ。

 

降り立ったのは日比谷ではなく、東銀座。

歌舞伎座の木挽町広場には今日も多くの訪日外国人。

 

ここに来たのは、来月(5月)の「團菊祭五月大歌舞伎」、菊五郎襲名披露のチケットを受け取るため。

入り口には”本日休館”の立て札。

 

でもチケットは自動発券機で受け取れるので問題なし。

 

チケットを受け取ると、地下道を通って銀座へ向かう。

信号待ちが無いので、地上を歩くより早く移動できる。

 

銀座駅に到着。

銀座線、日比谷線、丸の内線が乗り入れているので、駅はとても広い。

 

メトロの駅には大型の美術品が設置されていて目を楽しませてくれる。

光の芸術家、吉岡徳仁作、「光の結晶(Crystal of Light)」(2020年)。

本物はキラキラと輝いている。

 

日本画の大家、平山郁夫作、「楽園」(1994年)。

 

銀座駅を過ぎると、更に地下道をひたすら歩く。

 

歌舞伎座から徒歩約15分で「東京ミッドタウン日比谷」に到着。

地下鉄の駅で言えば、東銀座~銀座~日比谷と二駅分歩いたことになる。

運動量を増やすため、都内の地下鉄2~3駅の距離なら歩くことにしている。

でも東銀座/日比谷間はとても近く、あまり運動にならない。

 

まだ夕方早い時間なので、「日比谷アーケード」を歩く人は少ない。

 

今夜の待ち合わせのお店は、「東京ミッドタウン日比谷」の中。

 

1階のアトリウムではピーロートのワイン試飲会。

 

”ヒビヤ・フェスティバル2025”が開催されていて、今は”Act Weeks”。

ステップ広場で何か催しが行われていないか観に外に出たが、雨が降り始めていたので、慌てて館内に戻る。

 

予約時間のまだ10分前だが、早めに店に行くことにする。

場所は地階の「日比谷フードホール」。

 

今夜のお店は、『ボストン・シーフード・プレイス』。

 

店頭に置かれている今日のシーフードをチェックしていると、彼女が到着。

 

店長さんが、店の一番奥の右端のテーブルに案内してくれる。

ゆっくりワインを楽しめるように、予約時にこのテーブルをお願いしておいた。

 

先ずはスパークリングワインを抜栓。

フランスのクリテール・ブリュット・ド・ブリュットが造る、ヴーヴ・デュ・ヴェルネ、ブリュット・ロゼ。

 

ラズベリーやストロベリーのフレッシュな果実味、きりりと引き締まった辛口。

ジルベール&ガイヤールで毎年金賞を受賞している。

ぶどうは、サンソー、シラー、グルナッシュ、テンプラニーリョ。

 

ここでは最初の料理はシーフード・プラッターと決めている。

 

続いて、グランド・メニュー、春のおすすめを検討し、アンティパスト、プリモピアット、セコンドピアットと今夜のコースを組み立てる。

 

お通しは、ラスパドゥーラ。

 

ラスパドゥーラは、4~6ヶ月熟成させた若いグラナチーズを薄く削り取ったもの。

塩気のあるラスパドゥーラでスパークリングワインが進む。

彼女と過ごす、日比谷の楽しい夜は続きます。