フレンチディナー、シャンパーニュ飲み放題 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

4月のこと、ちぃさんと表参道のフレンチ/イタリアン、『タバーン バイ・ザ・グリーン』で過ごす楽しい夜の続き。

 

私のプリモピアットは、山菜とクルミのスパゲッティーニ、カルボナーラ風。

 

添えられているのは、桜エビチップス、フランボワーズバター。ミモレットチーズのパウダーが振り掛けられている。

 

アスタキレッド卵の黄身をパカ~ンと割って混ぜ混ぜ。

アスタキレッド卵は、飼料にアスタキサンチンを加えて育てた鶏が生む、色が濃い濃厚な卵。

活性酸素を消去する抗酸化成分のアスタキサンチンは、 脳や目、疲労回復、紫外線などに対して効果があると言われている。

 

パスタにもシャンパーニュが良く合う。

 

今夜はシャンパーニュ・ディナー。

飲んでいるのは、フランス、シャンパーニュ地方、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのバロン・アルベールが造る、ルイ・ブーヴィエ、ブリュットの二本目。

 

私はプリモピアットだが、ちぃさんはポワソン。

選んだ料理は、私のアントレと同じもの。

愛媛県産カンパチのマリネ、バジルクリーム。

 

私はパンを四個食べてしまったので、もう一籠出してもらう。

クッペ、プチブール、バゲット、パン・オ・レザン。

ちぃさんは最初の籠のパンがまだ一つ残っている。

 

セコンドピアット、またはヴィアンドは二人とも同じ料理を選択。

 

信玄鶏腿肉のケイジャングリル、キノコハラペーニョソース。

手前にはラヴィゴット、皿に散らされているのはピスタチオ。

 

鶏肉の下には、ブロッコリーと筍のタブレ。

 

皮は香ばしく焼かれ、身はジューシー。

どうすればこんなに美味しく焼けるのだろうか。

美味しいが、ヴォリュームも半端ない。

私は何とか完食したが、ちぃさんは鶏を半分残してしまった。

 

シャンパーニュの三本目を抜栓。

 

スティルワインに代えても良いのだが、ヴィアンドにもシャンパーニュで通す。

 

食後の飲み物は、私はウォッカをオンザロックスで。

ちぃさんは引き続きシャンパーニュ。

 

三本目のボトルの最後の一杯は、私もシャンパーニュにお付き合い。

 

〆の飲み物は、ちぃさんはアイスコーヒー。

 

私はホットコーヒー。

 

今夜も飲み過ぎ食べ過ぎてしまった。

満腹満足で店をあとにする。

エレベーターホールの奥の壁の写真を今までちゃんと見たことが無かったが、近寄って観ると、マリリン・モンローだった。

 

一階のエレベーター脇に、面白い形のスタンドを見付けた。

今までもあったのかもしれないが、気が付かなかった。

この造形は好きだ。

 

『ゼルコヴァ』のエレベーターとカフェコーナーの間に、こんなテーブル席が出来ている。

客が増え、今までのテーブル数では対応しきれなくなったのだろうか。

 

夜も更け、『ゼルコヴァ』のカフェには人の姿は無い。

 

「ザ・ストリングス」の入り口に新しく置かれた植木のオブジェが明るく輝く。

 

ちぃさんと表参道で過ごす、素敵な夜でした。